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09/03 2024

パンフレット作成費用を依頼先別に紹介|費用を抑える4つのコツも解説

「パンフレットの作成にはどのくらい費用がかかるのか?」
「質のよいパンフレットを作りたいが、予算は限られている」
企業の広報や人事などを担当する方のなかには、上記のように悩む方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、パンフレット作成費用は、種類や依頼先により異なります。
この記事では、パンフレット作成費用を依頼先や種類ごとに解説するほか、作成費用を抑える4つのコツもお伝えします。
費用を抑えつつ、質のよいパンフレットを作るための情報を得られるため、ぜひ最後までご覧ください。

パンフレットは主に3種類に分かれる

パンフレットは主に、以下の3種類に分かれます。

1.二つ折りパンフレット
2.三つ折りパンフレット
3.
中綴じパンフレット

それぞれの概要や特徴を解説します。

1.二つ折りパンフレット|5~20万円

二つ折りパンフレットは、1枚の用紙を2つに折って仕上げる形式で、表紙と裏表紙を含めて4ページ構成になります。

ページ数が少ないため掲載できる情報量は限られますが、その分簡潔にテンポよく伝えられます。

二つ折りパンフレットの費用相場は5〜20万円(目安500~1,000部)です。

2.三つ折りパンフレット|8~30万円

三つ折りパンフレットは、1枚の用紙に2つの折り目をつけて仕上げるパンフレットです。表紙と裏表紙を含めて6ページの構成になります。

三つ折りパンフレットのサイズはA4用紙の3分の1であるため、コンパクトで持ち運びも簡単です。

二つ折りタイプよりもページ数が増えるため、自社に関する多くの情報を伝えられます。

三つ折りパンフレットは、ページを開くごとに誌面が増えるため、ストーリー性を演出しやすい点もメリットもあります。

三つ折りパンフレットの具体的な構造は、以下のとおりです。

・表紙のみ:1面
・表紙を開く:2面
・織り込まれた面を開く:3面

上記の構造がストーリー性を演出して、自然な流れで情報を伝えることに役立ちます。費用相場は8〜30万円程度とされています。

3.中綴じパンフレット|20~40万円

中綴じパンフレットとは、重ねた用紙の折り目をホチキスやのりなどで綴じた仕様のパンフレットです。

最少で8ページとなっており、16ページや20ページと、4の倍数でページを増やせます。

二つ折りや三つ折りのパンフレットよりページ数が多いため、掲載できる情報も多く、読みごたえがあります。

主に会社案内や学校案内などに使用されることが一般的です。

費用相場は20〜40万円程度であり、パンフレット作成工程が多いため、二つ折りや三つ折りよりも費用が高くなる傾向にあります。

パンフレット作成の費用相場と内訳(一般的な料金表)

ここでは、パンフレット作成の費用相場とその内訳を解説します。大まかな目安を下記の表で紹介しているため、参考にしてください。

費用内訳

一般的な費用相場(目安)

ディレクション費

2~10万円

取材費

2~6万円

デザイン制作費

1ページあたり5~20万円程度

原稿制作費

1ページあたり1.5~3万円

撮影費

1ページあたり1.5~3万円

印刷費

1,000部あたり10~20万円

一般的に、ディレクション費は制作費全体の20%程度ですが、プロジェクトの規模や内容によって変動します。

取材費はディレクション費に含まれる場合もあるため、見積もり時に確認しておきましょう。

デザイン制作費は、1ページで設定される場合もあれば、1日あたりで設定しているケースもあるため、事前の確認が必要です。

パンフレットの種類や内容によって料金は変動するため、具体的な料金は、デザイナーや印刷会社に問い合わせてみましょう。

【依頼先別に紹介】パンフレット作成の費用相場

パンフレットを作成する場合、依頼先として考えられるのは主に以下の4つです。

1.フリーランス
2.デザイン会社
3.印刷会社
4.広告代理店

依頼先ごとにメリットや注意点があるため、費用相場とあわせて解説します。

1.フリーランス

フリーランスに依頼するときの費用相場は、印刷費を除いて、5~30万円(8ページ目安)が多いとされています。

企業に依頼するよりも安い理由は、人件費や経営維持費などのコストを抑えられるためです。

フリーランスに依頼する場合の注意点は、デザイナーによりクオリティに差があることです。

依頼する前に、デザイナーの実績を事前に確認することをおすすめします。また、情報保護の観点から、秘密保持契約書の締結も忘れずに実施しましょう。

2.デザイン会社

デザイン会社に依頼するときの費用相場は、印刷費を除いて、30~80万円とされています。

デザイン会社に依頼するメリットは、質の高いデザインの提供を受けられる点です。

また、デザイン会社には、豊富な実績やノウハウが整っており、ディレクションまで巻き取ってくれる場合もあります。

そのため、初めてパンフレット作成を依頼する場合には、デザイン会社への依頼がおすすめです。

特定の業界やジャンルを得意としている会社もあるため、自社のニーズに合った会社を選べます。

3.印刷会社

印刷会社の依頼する際の費用相場は、15~30万円とされています。

印刷会社に依頼するメリットとしては、印刷費を安く抑えられる点や、デザイン制作から納品まで短期間で行える点があげられます。

納品までの期間が短いため、限られたスケジュールでパンフレット作成を行う場合にはおすすめです。

ただし、デザイン専門の会社ではないため、印刷会社に依頼するときには、過去の実績を見てクオリティを確認しておきましょう。

4.広告代理店

広告代理店の費用相場は、会社の規模によって異なりますが、一般的には50~70万円とされています。

大手の広告代理店に依頼すると、費用は高くなる傾向があります。広告代理店に依頼するメリットは、パンフレット作成以外の広告展開が可能なことです。

例としては、以下の方法があげられます。

・テレビCM
Webサイト
各種イベント

これらの施策と連動することで、幅広い広告展開が可能です。

広告代理店はマーケティング力に優れているため、「どのようなパンフレットを作ると、効果的な広告宣伝につながるか」に関するノウハウも持っています。

パンフレットの制作会社については以下のリンクをご覧ください。

関連記事:パンフレットの制作会社について解説した記事はこちら

パンフレット作成を自分で行う方法

パンフレット作成は、自分で行うことも可能です。自分で作成する場合は、Microsoft WordやCanvaなどの、文書作成およびデザインツールを使います。

自作やフリー素材の写真を使うことで、デザイン費や原稿作成費、撮影費を抑えられます。

各種ツールの使用に慣れる必要はありますが、上手に活用することで、印刷費のみでのパンフレット作成も可能です。

納得いくまで修正を重ねられるため、自分のアイデアが最大限反映されたパンフレットを作りたい方におすすめです。

関連記事:パンフレットの作り方について解説した記事はこちら

パンフレット作成費用を抑える4つのコツ

ここでは、パンフレットの作成費用を抑える4つのコツを紹介します。

1.原稿を自分で用意する
2.デザインイメージやラフ案を用意する
3.ネット印刷会社を利用する
4.スケジュールに余裕を持つ

1つでもコツを取り入れて、費用を抑えつつも内容のよいパンフレットを作成しましょう。

1.原稿を自分で用意する

原稿を自分で作成することにより、原稿制作費用を削減できます。

原稿作成には、取材や撮影などの作業が含まれます。これらを自社で行うことで、依頼先への支払い額を抑えられるでしょう。

社内に撮影機材やスタジオがある場合は、利用を検討してみましょう。

2.デザインイメージやラフ案を用意する

完成されたパンフレットのデザインが事前のイメージと違っている場合、修正が必要になります。

修正が加わると、デザイン作成に関して追加料金が発生する可能性もゼロではありません。また、修正が複数行われると、その分追加料金が上乗せされる可能性もあります。

パンフレット作成にあたっては、イメージに近い既存のパンフレットや、ラフ案(デザインの下書き)を用意しておくことがおすすめです。

デザイナーとのコミュニケーションもスムーズに進み、修正および追加料金の発生を最小限に抑えられます。

おしゃれなパンフレットについては以下のリンクをご覧ください。

関連記事:おしゃれなパンフレットについて解説した記事はこちら

3.ネット印刷会社を利用する

パンフレットのデータを制作会社から受け取り、印刷のみをネット印刷会社に依頼する方法もあります。

別途で印刷会社を探したり、新たに発注したりする時間を省ける点が魅力です。

また、制作会社に依頼するよりも安いコストで印刷ができたり、短納期に対応してくれたりとメリットが満載です。

ネット印刷会社の利用により、手間やコストを節約しながら効率的に印刷物を作成しましょう。

4.スケジュールに余裕を持つ

パンフレット作成をスムーズに進めるにあたり、スケジュールに余裕を持たせましょう。

スケジュールが詰まっていると、パンフレット作成を急ぐことになり、確認や校正作業が不十分となります。

結果、納品物に誤字脱字や色のかすれなどのミスにつながります。

また、パンフレットにミスがあった場合、修正や再印刷が必要となり、追加費用が発生するケースも否定できません。

確認・校正の体制を整えるためにも、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

パンフレット作成依頼先を選ぶ5つのポイント

パンフレット作成依頼先を選ぶポイントとしてあげられるのは、主に以下の5つです。

1.事前準備を行う
2.
制作会社の実績を確認する
3.
制作会社の得意分野を知る
4.複数の会社から見積もりを取る
5.
担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れるか確認する

それぞれ解説します。

1.事前準備を行う

事前準備で重要な点は、パンフレット作成の目的や依頼内容を明らかにすることです。

目的を明確にすると、依頼から納品までの流れがスムーズになるだけではなく、完成したパンフレットのクオリティ評価も実施できます。

また、依頼内容を明確にすると、見積もりを比較しやすくなり、過剰な提案を盛り込まれて判断に困るリスクも減らせます。

事前準備は、パンフレット作成を成功させる第一歩です。

2.制作会社の実績を確認する

制作会社の実績を確認する際のポイントは、主に以下の3点です。

1.パンフレットデザインの種類
2.
コンテンツの内容とレイアウトの形式
3.
実際の制作事例

パンフレットのデザインが豊富だと、クライアントの要望に応じた柔軟な対応が可能です。

魅力的なレイアウトで情報を伝えられる制作会社は、効果的なパンフレットを作成してくれます。

また、実際にどのようなパンフレットを制作してきたかも確認しましょう。

制作会社のホームページにより実績を確認できますが、秘密保持契約の関係でホームページに掲載できない制作物も存在します。

詳しい実績を知りたい場合は、見積もり依頼時に、直接担当者に問い合わせてみてください。

3.制作会社の得意分野を知る

パンフレットを作成する会社には、デザインや構成、内容など各会社が得意とする分野があります。

会社が求めるパンフレットのニーズはどこにあるかを明確にした上で、制作会社の得意分野と合致しているかを確認しましょう。

確認作業を行うことで、質の高いパンフレットの完成につながります。

得意分野も実績と同様、制作会社のホームページで確認できる場合が多いため、参考にしてください。

4.複数の会社から見積もりを取る

パンフレット作成の費用相場を知るためにも、複数社(3社前後)からの見積提示をおすすめします。

見積もり確認時は、費用の内訳だけではなく、制作スケジュールや納品方法などが具体的に記載されているかもチェックしましょう。

料金プランが複数提示されている場合は、会社の予算に合った制作プランを依頼できます。

ただし、費用の安さだけで会社を選ぶのではなく、信頼性や品質も重要な要素です。

5.担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れるか確認する

パンフレット作成を進めるにあたって、担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れるかも重要です。

うまくコミュニケーションが取れないと、作成の途中で双方の認識にずれが生じる可能性もあります。

認識がずれた状態でパンフレット作成を進めると、イメージと違った制作物が完成してしまい、修正に大幅な時間が取られてしまいます。

追加料金が発生する可能性もあるため、担当者とのコミュニケーション面は、電話での問い合わせや、実際の打ち合わせを通じて確認していきましょう。

パンフレット広告については以下のリンクをご覧ください。

関連記事:パンフレット広告について解説した記事はこちら

パンフレット作成費用に関するまとめ

パンフレットの制作費用は種類にもよりますが、5万円前後(500~1,000部目安)から作成できます。

社内制作で費用はある程度抑えられますが、クオリティの高いパンフレットを作成するためには、制作会社や広告代理店などのプロへの依頼がおすすめです。

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