自動車業界の展示会、種類が多すぎてどこに参加すればいいか迷いますよね。BtoB向けの技術展からBtoC向けのモーターショーまで、目的によって選ぶべき展示会は大きく変わります。
この記事では、2026年に開催される注目の自動車展示会8選を、開催時期や特徴とともに詳しくご紹介します。出展を検討している方も、来場を考えている方も、ぜひ参考にしてください。
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目次
2026年の自動車の展示会はどんな種類がある?

自動車関連の展示会は、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれ目的や来場者層が異なるため、自社の狙いに合わせて選ぶことが重要です。ここでは各タイプの特徴を解説します。
BtoB向けの技術展|業界関係者の商談の場
BtoB向けの技術展は、自動車メーカーやサプライヤー、開発担当者などが集まる商談の場です。最新の部品技術や製造工程、EV関連技術などが展示され、具体的なビジネスマッチングを目的としています。
一般的には入場に事前登録が必要で、名刺交換や商談スペースが充実しているのが特徴です。そのため、新規取引先の開拓や技術提携を検討している企業におすすめです。
BtoC向けのモーターショー|一般来場者も楽しめる
BtoC向けのモーターショーは、一般の自動車ファンや購入検討者が気軽に参加できるイベントです。最新モデルの展示やコンセプトカーの発表、試乗体験などが行われ、メーカーがブランドイメージを訴求する場でもあります。
展示会によって異なりますが、家族連れでも楽しめるイベント性の高いコンテンツが用意されていることが多いです。自動車文化の魅力を広く伝えたい企業や、エンドユーザーとの接点を持ちたい企業に向いています。
テーマ特化型の専門展|EVやカスタムカーなど
テーマ特化型の専門展は、カスタムカーやEV技術、アフターマーケットなど特定分野に特化した展示会です。ニッチな領域だからこそ、その分野に強い関心を持つ来場者が集まり、濃密な情報交換ができます。
例えばカスタムカーショーでは、パーツメーカーやチューニングショップが最新のドレスアップパーツを披露し、熱心なファンとつながることができます。このように、専門性の高い製品やサービスを展開している企業にとって、効率的にターゲット層にアプローチできる場となっています。
2026年の自動車の展示会カレンダー一覧
2026年の自動車展示会は、年間を通じて全国各地で開催されます。ここでは四半期ごとに主要な展示会をまとめました。出展や来場の計画を立てる際の参考にしてください。
1月~3月の開催スケジュール
年始は大型のカスタムカーショーからスタートします。1月には幕張メッセで東京オートサロン(9〜11日)が開催され、国内外から約27万人が来場します。
1月下旬(21〜23日)には東京ビッグサイトでオートモーティブワールドが開催され、BtoB向けの技術展として業界関係者の商談の場となります。また、2月には大阪オートメッセ(インテックス大阪)、3月には名古屋オートフェスティバル(ポートメッセなごや)も開催されます。
4月~6月の開催スケジュール
春から初夏にかけては、技術系の専門展が中心となります。5月にはパシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展」が開催され、自動車技術会が主催する国内最大級の技術展として研究開発担当者や技術者が多数来場します。
さらに6月には名古屋でも同展の名古屋版が開催され、EV・自動運転技術など次世代モビリティに関する展示が充実します。
7月~9月の開催スケジュール
夏季は比較的展示会の開催数が少なくなる時期ですが、9月頃には幕張メッセで秋のオートモーティブワールドが開催されます。次世代モビリティやEV技術に特化した展示が行われ、BtoB向けの技術商談の場として業界関係者が多数来場します。
翌年に向けた技術動向の情報収集の機会として活用できます。
10月~12月の開催スケジュール
秋から年末にかけては、各社が年間の展示会で築いたネットワークを活かし、商談を深める時期です。具体的な取引交渉や翌年の製品ロードマップに合わせた仕様協議が活発になります。展示会によって異なりますが、年末に向けて翌年の新製品発表や出展計画を本格化させる好機でもあります。
2026年注目の自動車の展示会8選
ここからは、2026年に特に注目すべき自動車展示会を8つご紹介します。それぞれの特徴や開催時期、どんな企業におすすめかを解説しますので、参加を検討する際の参考にしてください。
①:東京オートサロン|世界最大級のカスタムカーショー
東京オートサロンは、毎年1月に幕張メッセで開催される世界最大級のカスタムカーショーです。チューニングカーやドレスアップカー、最新のパーツが一堂に会し、3日間で約27万人以上が来場する国内屈指のビッグイベントとなっています。
自動車メーカーの新型車発表や、レースクイーンによるステージイベントなど、エンターテインメント性も高いのが特徴です。そのため、カスタムパーツメーカーやチューニングショップはもちろん、ブランドイメージを若年層に訴求したい企業にもおすすめのイベントです。
開催頻度 | 年1回(1月※開催済み) |
会場 | 幕張メッセ(千葉県千葉市) |
展示会の特徴 | 世界最大級のカスタムカーショー。チューニングカー、ドレスアップカー、最新パーツが一堂に集結。自動車メーカーの新型車発表やステージイベントなどエンターテインメント性も高い |
来場者数 | 約27万人以上(3日間合計) |
出展社数 | 約400社前後 |
来場者属性 | 一般消費者(カスタムカーファン、若年層)が中心。業界関係者や自動車メーカー担当者も多数来場 |
出展に向いている企業 | ・カスタムパーツメーカー ・チューニングショップ ・自動車メーカー ・若年層向けにブランド訴求したい企業 ・タイヤ・ホイールメーカー |
主催 | 東京オートサロン実行委員会 |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
※本記事で紹介している日程は2026年開催の実績です。これらは例年同時期に開催される大規模な展示会ですので、次年度以降の出展計画の参考としてご活用ください。
②:オートモーティブワールド|日本最大級のBtoB技術展
オートモーティブワールドは、1月下旬に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のBtoB技術展です。2026年は1月21〜23日に開催されました。自動運転技術、コネクテッドカー、EV・HEV技術、軽量化技術など、10以上の専門展が同時開催され、1,000社以上が出展します。
一般的なBtoB展示会では、事前アポイントによる商談が中心となりますが、この展示会では技術セミナーや基調講演も充実しており、最新の業界動向を把握できます。新規取引先の開拓や技術提携を検討している部品メーカー、開発担当者にとって必見のイベントです。
開催頻度 | 年2回(冬:1月下旬※開催済み、秋:9月頃) |
会場 | 東京ビッグサイト(東京都江東区) |
展示会の特徴 | 日本最大級のBtoB技術展。自動運転、コネクテッドカー、EV・HEV技術、軽量化技術など10以上の専門展を同時開催。技術セミナーや基調講演も充実 |
来場者数 | 2025年:85,430(同時開催展含む) |
出展社数 | 2025年:1,600社以上 |
来場者属性 | 自動車メーカー、部品サプライヤー、開発担当者、購買担当者、技術者など業界関係者が中心 |
出展に向いている企業 | ・自動車部品メーカー ・EV・HEV関連技術企業 ・自動運転技術開発企業 ・素材・材料メーカー ・ソフトウェア開発企業 ・センサー・電子部品メーカー |
主催 | RX Japan株式会社 |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
※本記事で紹介している日程は2026年開催の実績です。これらは例年同時期に開催される大規模な展示会ですので、次年度以降の出展計画の参考としてご活用ください。
③:国際オートアフターマーケットEXPO|整備・メンテナンス専門展
国際オートアフターマーケットEXPOは、自動車整備やメンテナンス分野に特化した専門展です。整備工具、診断機器、補修部品、ケミカル用品など、アフターマーケットに関する製品・サービスが集まります。
一般的な展示会では、自動車メーカーや部品メーカーが中心となりますが、この展示会では整備工場や板金塗装業者などサービス事業者が主な来場者となっています。このように、整備業界のネットワークづくりや販路開拓を目指す企業におすすめです。
開催頻度 | 年1回(2月※開催済み) |
会場 | 東京ビッグサイト(東京都江東区) |
展示会の特徴 | 自動車整備・メンテナンス分野に特化した専門展。整備工具、診断機器、補修部品、ケミカル用品などアフターマーケット製品が集結 |
来場者数 | 2025年:17,453名 |
出展社数 | 2025年:395社 |
来場者属性 | 整備工場、板金塗装業者、自動車ディーラー、カー用品店、サービス事業者など |
出展に向いている企業 | ・整備工具メーカー ・診断機器メーカー ・補修部品メーカー ・ケミカル用品メーカー ・整備関連システム開発企業 ・アフターパーツメーカー |
主催 | 国際オートアフターマーケットEXPO実行委員会(構成:JASPA・JAPIA・JAMTA) |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
※本記事で紹介している日程は2026年開催の実績です。これらは例年同時期に開催される大規模な展示会ですので、次年度以降の出展計画の参考としてご活用ください。
④:大阪オートメッセ|関西最大級のカスタムカーイベント
大阪オートメッセは、毎年2月にインテックス大阪で開催される関西最大級のカスタムカーイベントです。東京オートサロンと並ぶカスタムカー文化の発信地として、関西圏の自動車ファンが多数来場します。
展示会によって異なりますが、大阪オートメッセは地域密着型のイベント性が強く、地元のショップや企業が積極的に参加しています。そのため、関西圏でのブランド認知度向上や販路拡大を目指す企業に適したイベントです。
開催頻度 | 年1回(2月※開催済み) |
会場 | インテックス大阪(大阪府大阪市) |
展示会の特徴 | 関西最大級のカスタムカーイベント。東京オートサロンと並ぶカスタムカー文化の発信地。地域密着型のイベント性が強い |
来場者数 | 2025年:195,730人 |
出展社数 | 2025年:351社 |
来場者属性 | 一般消費者(カスタムカーファン、若年層)が中心。関西圏を中心に西日本全域から来場 |
出展に向いている企業 | ・カスタムパーツメーカー ・チューニングショップ ・タイヤ・ホイールメーカー ・カー用品メーカー ・関西圏でブランド訴求したい企業 |
主催 | オートメッセアソシエイション(株式会社交通タイムス社大阪支社内) |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
※本記事で紹介している日程は2026年開催の実績です。これらは例年同時期に開催される大規模な展示会ですので、次年度以降の出展計画の参考としてご活用ください。
⑤:名古屋オートフェスティバル|中部最大級のカスタムカーイベント
名古屋オートフェスティバルは、中部地方で開催されるカスタムカーの祭典です。自動車産業が盛んな愛知県で開催されるため、地元の自動車関連企業やパーツメーカーの出展が多く、東海エリア特有のカスタムカー文化を感じられます。
一般的なカスタムカーショーでは若年層の来場が中心ですが、名古屋では自動車産業に携わる技術者や企業関係者の来場も多いのが特徴です。中部エリアでの認知度向上やビジネス展開を検討している企業におすすめです。
開催頻度 | 年1回(春季開催)※2026年は3月14日開催 |
会場 | ポートメッセなごや(愛知県名古屋市) |
展示会の特徴 | 中部最大級のカスタムカーイベント。自動車産業の中心地ならではの企業参加が多く、技術者や業界関係者の来場も多い |
来場者数 | 公式発表なし |
出展社数 | 公式発表なし |
来場者属性 | 一般消費者(カスタムカーファン)に加え、自動車産業関係者、技術者など。中部地方を中心に来場 |
出展に向いている企業 | ・カスタムパーツメーカー ・チューニングショップ ・自動車関連部品メーカー ・タイヤ・ホイールメーカー ・中部エリアで事業展開したい企業 |
主催 | 株式会社ケイウンエンタープライズ |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
⑥:人とくるまのテクノロジー展【横浜】|自動車技術の最先端
人とくるまのテクノロジー展(横浜)は、毎年5月にパシフィコ横浜で開催される国内最大級の自動車技術展です。公益社団法人自動車技術会が主催し、自動車メーカーや部品サプライヤー、大学・研究機関など500社以上が出展します。
展示会によって異なりますが、この展示会では学術的な技術展示や論文発表が充実しており、研究開発の最前線に触れられるのが特徴です。技術者や研究者とのネットワークづくりや、先端技術の情報収集を目的とする企業に最適なイベントとなっています。
開催頻度 | 年1回(毎年5月開催) |
会場 | パシフィコ横浜(神奈川県横浜市) |
展示会の特徴 | 国内最大級の自動車技術展。自動車技術会主催で学術的な技術展示や論文発表が充実。研究開発の最前線に触れられる |
来場者数 | 2025年実績:79,808人 |
出展社数 | 2026年(予定):約600社 |
来場者属性 | 自動車メーカーの技術者、研究開発担当者、大学・研究機関の研究者、部品サプライヤーなど |
出展に向いている企業 | ・自動車部品メーカー ・材料・素材メーカー ・電子部品メーカー ・研究開発型企業 ・大学・研究機関 ・先端技術開発企業 |
主催 | 公益社団法人自動車技術会 |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
⑦:人とくるまのテクノロジー展【名古屋】|中部エリアの技術展
人とくるまのテクノロジー展(名古屋)は、6月にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される中部エリア版の技術展です。横浜開催と同様に自動車技術会が主催し、トヨタグループをはじめとする中部地方の自動車産業を支える企業が多数出展します。
一般的な展示会では、東京や大阪での開催が中心となりますが、名古屋開催は自動車産業の本場ならではの技術的な深さがあります。そのため、中部地方の自動車メーカーやサプライヤーとの取引を検討している企業には、横浜開催と合わせて参加をおすすめします。
開催頻度 | 年1回(毎年6月開催) |
会場 | Aichi Sky Expo「愛知県国際展示場」(愛知県常滑市) |
展示会の特徴 | 中部エリア版の自動車技術展。トヨタグループをはじめとする中部地方の自動車産業を支える企業が多数出展。自動車産業の本場ならではの技術的な深さ |
来場者数 | 2025年:34,548 |
出展社数 | 2025年:475社 |
来場者属性 | 中部地方の自動車メーカー技術者、トヨタグループ関係者、部品サプライヤー、研究開発担当者など |
出展に向いている企業 | ・自動車部品メーカー ・材料・素材メーカー ・電子部品メーカー ・中部地方の自動車メーカーと取引を検討している企業 ・製造技術関連企業 |
主催 | 公益社団法人自動車技術会 |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
⑧:オートモーティブワールド【秋】|次世代モビリティ・EV技術の総合展
オートモーティブワールド(秋)は、毎年9月頃に開催される次世代モビリティに特化した技術展です。春(冬)の東京ビッグサイト開催とは異なり、幕張メッセで行われますが、秋はEV技術やバッテリー技術、充電インフラなど、カーボンニュートラルに関する展示がより充実しています。
展示会によって異なりますが、秋開催では翌年の新製品発表や技術トレンドの発信が活発になる傾向があります。EV関連事業の拡大や、脱炭素技術の最新動向を把握したい企業にとって重要なイベントです。
開催頻度 | 年1回(毎年9月頃開催) |
会場 | 幕張メッセ(千葉県千葉市) |
展示会の特徴 | 次世代モビリティに特化した技術展。EV技術、バッテリー技術、充電インフラなどカーボンニュートラル関連展示が充実。翌年の新製品発表や技術トレンド発信の場 |
来場者数 | 2025年:30,905名 |
出展社数 | 2025年:約323社 |
来場者属性 | 自動車メーカー、EV関連企業、バッテリーメーカー、部品サプライヤー、開発担当者、購買担当者など |
出展に向いている企業 | ・EV・バッテリー関連企業 ・充電インフラ関連企業 ・次世代モビリティ技術開発企業 ・軽量化素材メーカー ・脱炭素技術関連企業 ・エネルギーマネジメント企業 |
主催 | RX Japan株式会社 |
参加方法 | 公式サイトから申し込み |
公式サイト |
自動車の展示会の地域別開催情報5選
自動車展示会は全国各地で開催されています。ここでは主要エリアごとの特徴と、どのような展示会が開催されるかを解説します。地域ごとの傾向を知ることで、効率的な出展・来場計画が立てられます。
①:東京エリアの展示会|ビッグサイト・幕張メッセが中心
東京エリアは国内屈指の展示会が開催される地域です。東京ビッグサイトではオートモーティブワールドなどBtoB技術展が、幕張メッセ(千葉県千葉市)では東京オートサロンなど大規模なBtoCイベントが開催されます。
首都圏という立地から国内外の来場者が集まりやすく、ビジネスマッチングの機会が豊富です。そのため、全国展開や海外展開を視野に入れている企業は、まず首都圏エリアの展示会への参加を検討してみてはいかがでしょうか。
②:中部エリアの展示会|自動車産業の中心地
中部エリアは日本の自動車産業の中心地として、技術系展示会が充実しています。Aichi Sky Expo(愛知県常滑市)では「人とくるまのテクノロジー展」が開催され、トヨタグループをはじめとする地元企業が多数参加します。
製造技術や生産工程に関する展示が充実しており、実践的な技術交流が行われるのが特徴です。中部地方での事業展開や、自動車メーカーとの直接取引を目指す企業にとって見逃せないエリアです。
③:大阪エリアの展示会|関西の自動車ファンが集まる
大阪エリアは、インテックス大阪を中心にカスタムカーショーやアフターマーケット関連の展示会が開催されます。大阪オートメッセは関西最大級のカスタムカーイベントとして、西日本全域から自動車ファンが集まります。
一般的な展示会では、関西圏特有の活気とエンターテインメント性が強く、来場者とのコミュニケーションが活発になりやすい雰囲気があります。関西圏でのブランド認知度向上や、西日本エリアの販路開拓を検討している企業におすすめのエリアです。
④:横浜エリアの展示会|パシフィコ横浜での技術展
横浜エリアは、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展」が開催される技術展の拠点です。東京に近い立地でありながら、学術的な色合いが強く、研究開発に特化した展示会が中心となっています。
展示会によって異なりますが、横浜開催は大学や研究機関との連携が活発で、産学連携のマッチングにも適しています。このように、技術開発や研究面での協力関係を構築したい企業に向いているエリアです。
⑤:その他の地域の展示会|全国各地で開催
東京・名古屋・大阪以外でも、地方都市で自動車関連の展示会が開催されています。札幌では「ジャパンモビリティショー」の開催実績があるほか、各地方都市でも地域密着型の自動車イベントが行われることがあります。
地方開催は規模こそ小さいものの、地元企業や地域のファンとの濃密な交流ができるのが魅力です。地域特化型のビジネス展開や、ローカルな認知度向上を目指す場合は、地方展示会も選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
自動車の展示会の業界トレンドは?

2026年の自動車業界では、いくつかの明確なトレンドが展示会での展示内容にも反映されています。ここでは特に注目すべき3つのトレンドを解説します。
EVとカーボンニュートラルへの対応
EV(電気自動車)技術とカーボンニュートラルへの対応は、現在最も注目されているトレンドです。バッテリー技術、充電インフラ、軽量化素材、エネルギーマネジメントシステムなど、EV関連の展示が年々増加しています。
一般的な展示会では2050年のカーボンニュートラル目標(および2030年中間目標として2013年度比46%削減)に向けて、自動車メーカーだけでなくサプライヤーも脱炭素技術の開発に注力していることが分かります。
このように、EV関連技術を持つ企業にとって、展示会は自社の技術力をアピールする絶好の機会となっています。
自動運転技術の進化と実用化

自動運転技術は研究開発段階から実用化フェーズへと移行しつつあります。センサー技術、AI による認識システム、車両制御技術など、レベル3以上の自動運転を実現するための要素技術が展示会で数多く紹介されています。
展示会によって異なりますが、デモンストレーションや実車展示を通じて、来場者が実際の動作を確認できる展示が増えてきました。そのため、自動運転関連の部品やソフトウェアを開発している企業は、技術の実用性を直接アピールできる機会として展示会を活用しています。
ソフトウェア技術の重要性が高まる
自動車業界ではCASE(Connected:コネクテッド、Autonomous:自動化、Shared & Services:シェアード、Electric:電動化)の流れを受けて、ソフトウェア技術の重要性が急速に高まっています。
車載ソフトウェア、OTA(Over-The-Air)アップデート、サイバーセキュリティ、データ解析など、ソフトウェア関連の展示が目立つようになりました。一般的な展示会では、従来の機械・電気系技術に加えて、IT企業やソフトウェアベンダーの参加が増えており、業界の構造変化を感じられます。
ソフトウェア開発やデジタル技術を強みとする企業にとって、自動車業界への参入機会が広がっていると言えます。
自動車の展示会に出展するメリットは?

展示会への出展には費用や準備の手間がかかりますが、それを上回る多くのメリットがあります。ここでは出展によって得られる主な3つのメリットを解説します。
新規顧客の開拓とリード獲得ができる
展示会は、自社の製品やサービスに興味を持つ見込み客と直接出会える貴重な機会です。来場者は何らかの目的や課題を持って展示会を訪れているため、通常の営業活動よりも効率的にリードを獲得できます。
一般的な展示会では、名刺交換や商談スペースでの対話を通じて、来場者のニーズを直接ヒアリングできるのが大きな強みです。そのため、展示会後のフォローアップで具体的な商談につながる可能性が高く、新規顧客の開拓において重要な役割を果たします。
技術力を直接アピールできる機会
製品カタログやWebサイトだけでは伝わりにくい技術の魅力を、実物展示やデモンストレーションで直接アピールできます。特に自動車関連の技術は複雑で高度なため、実際に見て触れてもらうことで理解が深まります。
展示会によって異なりますが、技術者同士の専門的な会話や、その場での質疑応答を通じて、自社の技術力の高さを具体的に示すことができます。このように、展示会は技術的な信頼関係を構築する第一歩として非常に効果的です。
業界ネットワークの構築と情報収集
展示会には同業他社や関連企業も多数出展しているため、業界全体のネットワークを広げる機会にもなります。競合の動向を把握したり、新たな協力関係を築いたり、最新の技術トレンドを肌で感じたりすることができます。
一般的な展示会では、セミナーや交流会なども開催されており、普段はなかなか接点を持てない業界キーパーソンと出会えることもあります。情報収集と人脈形成の両面で、展示会出展は自社の事業成長に大きく貢献する投資と言えます。
自動車の展示会の出展準備で必要なもの12選

展示会で効果的に成果を出すには、適切な準備物を揃えることが重要です。ここでは出展時に必要となる主な12のアイテムをご紹介します。
①:ブースの装飾品(パーテーション・照明など)
ブースの第一印象を決める装飾品は、来場者の足を止めるために欠かせません。パーテーション、照明、カーペット、什器などで、自社のブランドイメージを表現します。
展示会によって異なりますが、標準的な3m×3mのブースの場合、基本的な装飾品のレンタル費用は目安として15万円~30万円程度が一般的です。そのため、予算と演出効果のバランスを考えながら、印象に残るブース空間をデザインすることが大切です。
②:パネル・ポスター
製品の特長や技術内容を視覚的に伝えるパネル・ポスターは、ブースの背面や側面に設置します。来場者が遠くからでも何の展示かが分かるよう、大きな文字とビジュアルで訴求することがポイントです。
一般的には、A0サイズやB0サイズのポスターを2~3枚程度用意し、製品情報、技術説明、導入事例などを分けて展示します。印刷費用は1枚あたり目安として5,000円~15,000円程度で、デザイン費用は別途必要になります。
③:タペストリー・バナースタンド
タペストリーやバナースタンドは、設置が簡単で持ち運びもしやすい便利な展示ツールです。ブースの入口付近や通路側に設置することで、来場者の目を引き、ブースへの誘導効果が期待できます。
展示会によって異なりますが、ロールアップ式のバナースタンドは設営・撤去が短時間で済むため、スタッフの負担も軽減できます。サイズは幅85cm×高さ200cm程度が標準的で、印刷・製作費用は目安として1本あたり2万円~4万円程度です。
④:チラシ・フライヤー
チラシは来場者に配布する最も基本的な販促ツールです。名刺交換後に手渡すことで、後日改めて自社のことを思い出してもらうきっかけになります。一般的には、A4サイズまたは三つ折りタイプが多く使われており、製品概要や連絡先を分かりやすくまとめます。
展示会の規模や業種により異なることも併せてお伝えしますが、目安として500枚~1,000枚程度を準備する企業が多いです。印刷費用は両面カラーで1枚あたり10円~30円程度が相場となっています。
⑤:パンフレット・会社案内
パンフレットや会社案内は、チラシよりも詳しい情報を伝えたい場合に用意します。複数ページの冊子形式で、会社概要、事業内容、製品ラインナップなどを体系的に紹介できます。
展示会によって異なりますが、商談が具体化した来場者や、後日フォローする見込み客に渡すことが多いため、チラシよりも少ない部数で問題ありません。目安として100部~300部程度を準備し、A4サイズの8ページ~16ページ構成が一般的です。
⑥:カタログ・製品資料
製品の詳細スペックや技術データをまとめたカタログは、技術者や購買担当者向けの重要な資料です。製品ごとに仕様、価格、納期などの具体的な情報を記載し、商談時の参考資料として活用します。
一般的には、パンフレットよりもページ数が多く、専門的な内容が中心となります。そのため、すべての来場者に配布するのではなく、具体的な興味を示した方にのみ提供することで、コストを抑えることができます。
⑦:名刺
名刺は展示会での最も基本的なコミュニケーションツールです。出展スタッフ全員が十分な枚数を持参し、積極的に名刺交換を行います。なお、展示会の規模や業種によって異なりますが、スタッフ1人あたり目安として50枚~100枚程度を用意するのが一般的です。
また、展示会用に裏面に製品情報やQRコードを印刷した特別仕様の名刺を作成する企業もあります。名刺交換した相手のリストは、展示会後のフォローアップに活用する重要なデータとなります。
⑧:ノベルティ・販促品
ノベルティや販促品は、来場者に自社を印象付けるための効果的なツールです。ボールペン、メモ帳、エコバッグ、USBメモリなど、実用的で持ち帰りやすいアイテムが人気です。
一般的な展示会では、社名やロゴを印刷したオリジナルグッズを配布することで、展示会後も長く自社のことを覚えてもらえる効果があります。予算は1個あたり100円~500円程度が目安で、配布数は来場者数を考慮して準備します。
⑨:サンプル商品
実際の製品や部品のサンプルを展示することで、技術の具体性や品質を直接伝えられます。特に自動車部品や素材メーカーの場合、実物を見て触れてもらうことで、カタログだけでは伝わらない質感や精度をアピールできます。
展示会によって異なりますが、サンプルの持ち帰りを希望する来場者もいるため、配布用と展示用を分けて準備しておくことをおすすめします。貴重なサンプルの場合は、商談が具体化した相手にのみ提供するという方法もあります。
⑩:ディスプレイ什器・陳列棚
製品やサンプルを効果的に見せるためのディスプレイ什器や陳列棚は、ブースの印象を大きく左右します。アクリルケース、回転台、ライティングされたショーケースなど、製品に合わせた什器を選ぶことが重要です。
一般的な展示会では、レンタル什器を利用することが多く、費用は目安として1点あたり5,000円~2万円程度です。そのため、什器の選び方一つで製品の魅力を最大限に引き出せるかどうかが変わってきます。
⑪:動画コンテンツとモニター
製品の動作や使用シーンを動画で紹介することで、来場者の理解を深められます。デジタルサイネージやタブレット、大型モニターに製品紹介動画や技術解説動画を流すことで、スタッフが接客中でも他の来場者に情報を伝えられます。
展示会によって異なりますが、1分~3分程度の短い動画を複数用意し、ループ再生することが効果的です。動画制作費用は内容によって幅がありますが、簡易的なものであれば目安として10万円~30万円程度から制作可能です。
⑫:スタッフの教育資料と接客マニュアル
展示会で成果を出すには、スタッフの対応力が重要です。製品知識、想定される質問への回答、名刺交換の手順、商談の進め方などをまとめた教育資料や接客マニュアルを事前に準備します。
一般的な展示会では、来場者との会話から具体的なニーズを引き出すヒアリング力が求められるため、ロールプレイングなどの事前研修も効果的です。このように、スタッフ全員が一貫した対応ができるよう準備することで、ブース全体の印象が向上し、商談成約率も高まります。
自動車の展示会の効果的な導線設計のコツ
ブースの導線設計は、来場者の滞在時間や商談への移行率を左右する重要な要素です。ここでは効果的な導線づくりの3つのポイントを解説します。
来場者の目を引くブースレイアウト
ブースは通路側から見た第一印象が勝負です。パネルやタペストリーを通路に面した位置に配置し、遠くからでも何の展示かが分かるようにします。一般的な展示会では、来場者は通路を歩きながら興味のあるブースを探しているため、3秒以内に興味を引けるかどうかがポイントです。
そのため、キャッチコピーや製品の特長を大きく表示し、視覚的なインパクトを重視したレイアウトを心がけます。
スムーズな商談につながる導線づくり
ブース内の導線は、来場者が自然に奥へ進み、商談スペースまで誘導できる設計が理想的です。入口付近に興味を引く展示物を配置し、奥に進むにつれて詳細な製品情報や商談スペースがある流れを作ります。
展示会によって異なりますが、3m×3mの標準ブースでは、手前にサンプル展示、中央に接客スペース、奥に商談テーブルを配置するレイアウトが効果的です。来場者がブース内を回遊しやすく、かつスタッフが適切なタイミングで声をかけられる導線を意識しましょう。
デモンストレーションスペースの確保
製品の実演やデモンストレーションは、来場者の興味を具体的な商談へつなげる重要な要素です。ブース内にデモ専用のスペースを確保し、複数の来場者が同時に見られるようにします。
一般的な展示会では、定期的にデモンストレーションの時間を設けることで、人だかりができ、さらに多くの来場者を引き寄せる効果があります。このように、デモスペースを効果的に活用することで、製品の魅力を最大限に伝えられます。
よくある質問|自動車の展示会について
展示会への出展や来場を検討する際、多くの方が抱く疑問をまとめました。ここでは代表的な5つの質問にお答えします。
自動車展示会の出展費用はどのくらいかかる?
出展費用は展示会の規模や出展コマ数によって大きく異なります。一般的なBtoB技術展の場合、3m×3mの1小間で目安として30万円~50万円程度のブース代がかかります。
これに加えて、装飾費用、印刷物制作費、スタッフの人件費、運搬費などを含めると、小規模な出展でも総額100万円~200万円程度が必要です。一方で、オートサロンのような大規模BtoCイベントでは、ブース代だけで100万円を超えることもあります。
展示会によって異なりますが、初めて出展する場合は、最小コマから始めて効果を検証することをおすすめします。
展示会の準備はいつから始めればいい?
準備は展示会開催の6ヶ月前からスタートするのが理想的です。展示会によって異なりますが、一般的なスケジュールとしては、6ヶ月前に出展申し込みとコンセプト設計、3ヶ月前にブースデザインと印刷物の制作着手、1ヶ月前に最終確認とスタッフ研修を行います。
特に印刷物や動画コンテンツは、デザイン・修正・印刷に時間がかかるため、余裕を持って準備を進めることが大切です。直前になって慌てることのないよう、計画的に進めましょう。
小規模事業者でも出展できる?
もちろん出展可能です。大企業だけでなく、中小企業やスタートアップも多数出展しています。一般的な展示会では、小規模ブース(1小間)から出展できるため、予算に応じた出展計画が立てられます。
実際に、ニッチな技術や専門性の高い製品を扱う小規模事業者が、大企業では対応できない細かなニーズに応えることで、展示会で多くの商談を獲得するケースも少なくありません。このように、規模よりも製品の魅力と効果的なプレゼンテーションが重要です。
オンラインと会場どちらで参加すべき?
それぞれにメリットがあるため、目的に応じて選ぶことが大切です。会場参加は実物を見て触れられ、対面での濃密なコミュニケーションができる点が強みです。一方、オンライン参加は移動時間や費用を抑えられ、効率的に情報収集できます。
展示会によって異なりますが、最近ではハイブリッド開催も増えており、まずオンラインで情報収集し、興味のあるブースには後日会場で訪問するという使い分けも可能です。初めての参加であれば、会場での体験をおすすめします。
海外の自動車展示会にも出展できる?
海外展示会への出展も可能ですが、国内以上に綿密な準備が必要です。言語対応、現地の商習慣理解、輸送手配、現地スタッフの手配など、考慮すべき点が多くあります。
一般的には、まず国内展示会で経験を積み、海外バイヤーとのネットワークを築いてから、海外展開を検討するステップが効果的です。また、JETRO(日本貿易振興機構)などの支援機関が海外展示会への出展サポートを行っているため、これらの制度を活用する方法もあります。
自動車の展示会の出展準備ならトック企画にご相談ください
東京ビッグサイトや幕張メッセなど全国の展示会をワンストップでサポート
展示会の出展は、新規顧客の開拓や技術力のアピールに大きな効果を期待できる機会です。しかし、ブースデザインから印刷物、動画、装飾まで、複数の業者に依頼するのは時間も手間もかかりますよね。トック企画では、印刷・デザイン・動画制作・WEB制作をワンストップで対応しているため、窓口を一本化でき、準備の負担を大幅に軽減できます。
東京ビッグサイトや幕張メッセをはじめ、インテックス大阪、ポートメッセなごやなど、全国の主要展示会での出展サポートを行っています。パネル・タペストリー・バックパネルなどの印刷物から、プロモーション動画、WEBサイト制作まで、展示会に必要なあらゆる制作物を一箇所で対応可能です。
小回りが効く対応と、展示会スケジュールを熟知したディレクションで、納期が迫る中でも柔軟に調整いたします。また、展示会に慣れた制作会社ならではの提案力で、デザインの統一感を保ちながら、効果的な出展をサポートいたします。
展示会の成功に向けて、トック企画が全力でサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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