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08/24 2024

コンセプトムービーとは?企業の活用事例から作り方まで徹底解説!

スマートフォンやSNSの普及によって、自社のブランディングなどを目的にコンセプトムービーを制作している企業が増えています。自社でも制作を検討している方も、多いのではないでしょうか?
「自社でも制作したいけれど、コンセプトムービーとはどのようなコンテンツ?」
「どのような場面で活用されているの?」
上記のお悩みを解決するために、本記事ではコンセプトムービーの基本や活用事例、作り方まで詳しく解説します。コンセプトムービーを制作して、自社のブランディングや採用活動などに活かす参考にしてください。

コンセプトムービーとは?

コンセプトムービーとは、企業理念や商品・サービスに込めた想いなど、文字では伝わりにくい抽象的な概念(コンセプト)を動画にしたものです。文字や画像では伝わりにくい概念を動画で可視化すると、ユーザーからの共感を得やすくなります。

また、競合他社と混同されがちな商品やコンセプトも、動画であれば自社ならではの表現方法を用いて差別化ができるでしょう。

コンセプトムービーと混同されやすい「ブランディング動画」がありますが、両者はまったくの別物です。商品の購入や採用活動の促進などを目的としているコンセプトムービーに対して、ブランディング動画はブランドの価値をアピールするために用いられます。

企業理念や商品・サービスへの想い、採用活動の促進などを目的とする場合は、コンセプトムービーの制作が最適です。

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コンセプトムービーの活用シーン

コンセプトムービーには、さまざまな活用シーンがあります。

1.商品やサービスのプロモーション
2.採用活動
3.自社のブランディング

下記で解説する内容を参考に、コンセプトムービーを導入するかご検討ください。

商品やサービスのプロモーション

新しい商品やサービスのプロモーションには、コンセプトムービーの活用がおすすめです。

基本的に商品やサービスには、特徴や魅力を一言で伝えるキャッチコピーが用いられますが、言葉だけでは伝わりにくい場面もあります。

コンセプトムービーによって商品やサービスが生まれた背景や、購入するメリットを可視化すると、ユーザーからの共感が生まれやすくなります

実際に、リリースする商品・サービスを必要としているユーザーに魅力が届けば、購買意欲の促進にもつながるでしょう。

採用活動

コンセプトムービーは、採用活動の場面でも活用されています。企業の特徴や働いている様子を動画にすれば、求職者に興味を持ってもらいやすいのがメリットです。

せっかく採用しても、ミスマッチによって短期間で離職されては、採用のためにかけた時間やコストが無駄となります。

コンセプトムービーを導入すると、企業理念やビジョンに共感する求職者が集まりやすくなるため、内定後のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。

自社のブランディング

コンセプトムービーは、自社のブランディングにも活用されています。

サービスの概要や込められた想いなどを、視覚や聴覚などで伝わる動画で表現すれば、ブランドに対する親近感や共感を得られやすくなります。結果、知名度が広がるだけでなく、ユーザーのファン化や売上の拡大に大きく貢献するでしょう。

会社紹介の動画については以下のリンクをご覧ください。

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コンセプトムービーを制作する3つのメリット

コンセプトムービーの制作には、以下3つのメリットがあります。

1.競合他社との差別化ができる
2.想いを具現化して表現できる
3.視聴者からの共感を得やすい

順番に解説します。

競合他社との差別化ができる

コンセプトムービーを制作するメリットは、競合他社との差別化ができることです。似通ったサービス・品質の商品が増えている昨今、他社との差別化が難しくなっています。

数ある競合他社から自社の商品・サービスを選んでもらうためには、他社との明確な違いを認識してもらうことが不可欠。そこで活躍するのが、コンセプトムービーです。

似通った商品・サービスであっても、自社ならではの想いや理念を動画にして伝えられます。結果、数ある競合他社の中から、自社の商品・サービスを選ぶ顧客獲得につながるでしょう。

 

想いを具現化して表現できる

コンセプトムービーは、想いを具現化して表現できることもメリットです。コンセプトなどの抽象的な概念を、テキストや画像だけで100%表現するのには限界があります。一方動画なら、抽象的な概念や想いを視覚的・聴覚的に具現化して、わかりやすく表現できます

インタビュー・ドラマ形式・CGの活用など、表現方法も豊富なため、さまざまな表現方法を駆使して、ユーザーの心に残るコンセプトムービーを制作可能です。

視聴者からの共感を得やすい

コンセプトムービーは、自社の企業理念や商品に対する想いに、ユーザーからの共感を得やすいです。

コンセプトムービーは、商品やサービスの説明以上に、企業の想いに焦点を当てて制作します。そのため、動画を通じて視聴者からの共感が得られやすく、結果的に商品やサービスの購入につながる仕組みです。

コンセプトムービーの活用事例5選

次に、実際にコンセプトムービーを制作している5社の活用事例を紹介します。

1.トヨタイムシステムズ|会社紹介動画
2.日立製作所|会社紹介動画
3.JR東日本|採用募集動画
4.ソニー|PlayMemories 製品紹介動画
5.LION|ソフラン アロマリッチ 製品紹介動画

コンセプトムービーの制作を検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。

トヨタイムシステムズ|会社紹介動画

トヨタイムシステムズの、会社紹介を目的としたコンセプトムービーです。動画とCGを融合した映像美に加え、これからの未来を想像させる言葉に、共感と好奇心が高まる動画になっています。

技術の進歩と自動車の無限の可能性を見出し、未来へ力強く突き進む企業の理念が伝わる動画です。

日立製作所|会社紹介動画

日立製作所の会社紹介動画です。視覚的にわかりやすい映像編集とナレーションで、日立製作所の理念や生み出しているサービスの概要が多角的に伝わります。

身近にあるサービスや商品の紹介で、私たちの日常の近くに日立製作所があることを強く感じる動画です。

JR東日本|採用募集動画

JR東日本の採用募集動画です。実際に働いている様子が動画で公開されているため、ナレーションなしでも「どのような仕事をしているのか」が理解できます。

また、鉄道運転手・車両整備士・オフィスで働く人など、さまざまな視点を組み合わせた構成により、JR東日本に興味を抱く求職者増加を狙います。

ソニー|PlayMemories 製品紹介動画

ソニーの製品「PlayMemories」を紹介するコンセプトムービーです。ドラマ仕立てになっており、日常のどのような場面でPlayMemoriesが役立つかや、製品の利便性が一目でわかります。

また、日常での活用シーンをドラマ仕立てにしているので、製品に親近感が湧きやすい動画となっています。

 

LION|ソフラン アロマリッチ 製品紹介動画

LIONで販売している柔軟剤「ソフラン アロマリッチ」の製品紹介動画です。女優の新垣結衣さんが出演し、1人で5種類のアロマリッチを表現しています。

映像からはアロマリッチのふんわりとやさしい雰囲気だけでなく、5種類のアロマリッチそれぞれの特徴がわかりやすく伝わる動画です。

コンセプトムービーの作り方

コンセプトムービーは、以下5つのステップで制作します。

1.企画
2.撮影
3.編集
4.公開
5.分析

まずは、コンセプトムービーを制作する目的やターゲット、撮影方法などの企画を詳細に決めます。企画が完成したら、企画の内容や台本に沿って動画を撮影しましょう。

動画を撮影できたら、余計な間のカットやテロップの挿入、音楽の挿入など編集を行います。視聴者が最後まで観たくなるクオリティへ仕上げましょう。編集が完了したら、いよいよ動画を公開します。動画を公開した後も、視聴回数やユーザーなどの反応を分析して、より魅力的なコンセプトムービー制作に活かしていきましょう。

心に残るコンセプトムービー作り3つのポイント

コンセプトムービーを活用して、競合他社との差別化や視聴者からの共感を得るためには、心に残る動画を制作する必要があります。

以下のポイントに気をつけて、視聴者の心に残るコンセプトムービーを制作しましょう。

1.コンセプトを絞り込む
2.ターゲットを明確にする
3.長尺にしすぎない

詳しく解説します。

コンセプトを絞り込む

コンセプトムービーを作る際は、伝えたいコンセプトは1つに絞り込みましょう。商品・サービスの紹介や採用活動、企業紹介など動画のコンセプトは複数存在します。

しかし、伝えたいことを動画に詰め込みすぎると、視聴者に自社の思いや魅力が伝わりません。そのため、動画1本につき、伝えるコンセプトは一つにするのはもちろん、伝えたいコンセプトが複数ある場合は、複数に分けてシリーズ化するのがおすすめです。

ターゲットを明確にする

コンセプトムービーを制作する際は「誰に見てもらいたい動画なのか?」ターゲットを明確にしましょう。動画を見るターゲットが変わると、動画の雰囲気や配信する媒体も変わるためです。

動画の撮影前にターゲットを明確にすると、撮影する動画の雰囲気や配信する媒体が決まるため、迷わず撮影や編集ができます。

さらに、ターゲットの好む雰囲気やよく視聴する媒体で動画を配信すれば、狙ったターゲットに刺さるコンセプトムービーができるでしょう。

長尺にしすぎない

コンセプトムービーは、長尺にしすぎないようにしましょう。長尺になるほど、視聴者が離脱しやすくなるためです。

加えて、長尺になるほど情報量が多く、視聴者に一番伝えたいことがぼやけてしまいます。伝えたいメッセージは絞り込み、長尺になりすぎないようにしましょう。

なお、伝えたいメッセージが複数ある場合は、コンセプトムービーを複数に分けて制作するのがおすすめです。

コンセプトムービー制作の費用相場

コンセプトムービー制作の費用相場は、以下のとおりです。

インタビュー動画 10万円〜30万円  1〜1.5ヵ月
会社紹介動画   30万円〜80万円  1〜1.5ヵ月
ドラマ仕立て動画 100万円〜300万円 2〜3ヵ月

コンセプトムービー制作にかかる費用相場は、0万円〜300万円と、撮影する動画の種類によっても変動します。

加えて、演出にこだわるために、ロケ地やスタジオの手配、芸能人のキャスティングが必要になる場合は、かかる費用も増えるでしょう。

コンセプトムービーの作成依頼は株式会社トック企画へ

商品やサービスのプロモーション、採用活動のためにコンセプトムービーを制作している企業が増えています。

コンセプトムービーを制作するためには、費用と期間が必要ですが、それ以上に受けられるメリットが大きいです。

ただ、普段映像関係を取り扱っていない企業の場合、自社だけでコンセプトムービーを制作するのは困難です。

限られた費用や期間で、より視聴者の心の残るコンセプトムービーを制作するためにも、専門の企業に制作を委託しましょう。

株式会社トック企画は「印刷」「映像」「WEB事業」とさまざまな事業を請け負っており、1977年から続いている信頼と実績のある会社です。

社内にはディレクターやカメラマン、編集者、アニメーターが在籍しており、依頼者の想いを汲み取って高品質な映像に落とし込んでくれます。

各分野のプロに総合的にサポートしてもらいたいとお考えの方は、「トック企画」に相談してみましょう。

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