展示会に出展するからには、多くの来場者に足を止めてもらい、商談につなげたいですよね。しかし、会場には多数のブースがひしめき合っており、ただ製品を並べるだけでは埋もれてしまうのが現実です。
この記事では、来場者の興味を引き、記憶に残る「面白い仕掛け」のアイデアを7つのカテゴリに分けて詳しく解説します。企画のポイントから注意点、予算感まで実践的な情報をお届けしますので、次回の展示会準備にぜひお役立てください。
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目次
展示会で面白い仕掛けが必要な理由|埋もれないブース作りの重要性
多数のブースから選ばれるための「第一印象3秒ルール」

展示会場を歩く来場者は、わずか3秒でそのブースに立ち寄るかどうかを判断していると言われています。そのため、この最初の数秒で「何か面白そう」「気になる」と感じてもらえなければ、素通りされてしまう可能性が高いのです。
来場者は限られた時間の中で効率的に情報収集したいと考えているため、パッと見て興味を引けるブース作りが求められます。
例えば、大型モニターで目を引く映像を流している、実際に製品を体験できるスペースがある、インパクトのある装飾で世界観を演出しているといった工夫があると、足を止めてもらいやすくなります。つまり、第一印象で「このブースは他と違う」と感じてもらうことが、集客の第一歩となるわけです。
展示会の面白い仕掛けが集客と商談化に与える効果
面白い仕掛けは、単なる集客だけでなく、その後の商談化にも大きく貢献します。なぜなら、体験や驚きを通じて来場者の記憶に残りやすくなり、展示会後のフォローアップでも「あのブースの会社」として思い出してもらえるからです。
具体的には、VR体験やゲーム形式のコンテンツを用意することで、来場者との自然な会話のきっかけが生まれ、製品説明もスムーズに進められます。また、体験している間に来場者の課題や興味を聞き出すことができ、その場で適切な提案につなげられるメリットもあります。
このように、仕掛けは来場者との接点を作り、関係性を深めるための重要な役割を果たすのです。
来場者が求めている体験とは?「売り込まれたくない」心理への配慮
多くの来場者は、一方的な売り込みを受けることに抵抗感を持っています。そのため、「まずは楽しんでもらう」「価値ある体験を提供する」という姿勢が、かえって信頼関係構築につながります。
例えば、製品の性能を口頭で説明するよりも、実際に触れて試してもらう方が、来場者は自分のペースで理解を深められます。また、クイズやゲームで楽しみながら製品知識を得られる仕掛けなら、「売り込まれている」という感覚を持たずに、自然と興味を持ってもらえるでしょう。
さらに、写真映えするスポットを用意すれば、来場者が自発的にSNSで発信してくれる可能性も高まります。つまり、「売り込む」のではなく「価値ある時間を提供する」という発想が、結果的に商談につながる近道となるのです。
展示会の仕掛けを考える前に押さえておきたいポイント4選

①来場者目線で考える|ターゲットが本当に興味を持つ体験設計
面白い仕掛けを企画する際、最も重要なのは自社の都合ではなく、来場者が何を求めているかを考えることです。展示会によってターゲット層は異なりますが、事前に「どんな課題を持った人が来るのか」「どんな情報を求めているのか」を明確にしておくことで、効果的な仕掛けが見えてきます。
例えば、技術者向けの展示会であれば、製品の仕組みを詳しく理解できる体験型デモが喜ばれますし、経営層が多い展示会なら、導入効果やコスト削減の具体例を分かりやすく示す映像コンテンツが有効です。
また、若い世代が多い消費財系の展示会では、SNS映えする演出や参加型のゲームが効果を発揮するでしょう。このように、ターゲットのニーズに合わせた体験設計が、仕掛けの成否を左右します。
②シンプルで分かりやすく|複雑すぎる仕掛けは逆効果に
凝った仕掛けを用意しても、参加方法が複雑だったり、何をすればいいのか分からなかったりすると、来場者は敬遠してしまいます。そのため、「誰でもすぐに理解できて、気軽に参加できる」という点を重視してください。
一般的な展示会では、来場者が一つのブースに滞在する時間は限られています。この短い時間で体験してもらうには、説明なしでも直感的に参加できる仕掛けが理想的です。
例えば、「ボタンを押すだけで製品の動作が見られる」「タブレットをタッチするだけでクイズに参加できる」といった、ワンアクションで完結する設計が効果的でしょう。複雑な手順が必要な場合は、大きく分かりやすい案内表示を用意し、スタッフがサポートできる体制を整えておくことが大切です。
③ブランドイメージとの一致|世界観を損なわない演出を
面白さを追求するあまり、自社のブランドイメージとかけ離れた仕掛けにしてしまうと、かえって来場者に混乱を与えてしまいます。例えば、高級感を売りにしている企業が派手すぎるゲームを実施したり、真面目な技術系企業がふざけた演出をしたりすると、ブランドの信頼性を損なう可能性があります。
そこで、仕掛けを企画する際は、常に「これは自社らしいか」「ブランドの価値観と合っているか」を確認しましょう。例えば、環境配慮を掲げる企業なら、紙を使わないでデジタル体験や、SDGsをテーマにしたクイズなどが世界観に合致します。
また、先進的な技術を扱う企業であれば、VRやARといった最新テクノロジーを活用することで、ブランドイメージを強化できるでしょう。このように、面白さとブランドの一貫性を両立させることが重要です。
④視認性の確保|遠くからでも気づいてもらえる工夫
どれだけ優れた仕掛けを用意しても、来場者に気づいてもらえなければ意味がありません。そのため、通路を歩く人の目に留まるよう、視認性を高める工夫が必要です。
具体的には、ブースの高い位置に大型モニターやタペストリーを設置して、遠くからでも「何かやっている」と分かるようにする方法があります。また、照明を効果的に使って明るく目立つ空間を作ったり、動きのある演出(デジタルサイネージや実演など)で視線を集めたりするのも有効です。
さらに、ブース前に人だかりができていると「何だろう?」と興味を持ってもらいやすくなるため、体験スペースをあえて通路側に配置するレイアウトも検討してみるとよいでしょう。このように、「まず気づいてもらう」ための視覚的な工夫を忘れずに取り入れてください。
展示会で効果的な面白い仕掛けアイデア7選|カテゴリ別に詳しく解説

①デジタル・テクノロジー系の仕掛け|VR・ARで製品を疑似体験
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用した体験は、展示会で大きなインパクトを与える仕掛けの一つです。特に、実物を持ち込めない大型機械や建築物、あるいは完成前の製品を紹介する際に効果を発揮します。
例えば、建設機械メーカーがVRゴーグルを使って実際の操作感を体験してもらったり、住宅メーカーがARアプリで完成後の部屋をその場で見せたりすることで、来場者は具体的なイメージを持ちやすくなります。
また、デジタル技術を使うこと自体が「先進的な企業」という印象を与え、ブランド価値の向上にもつながるでしょう。ただし、操作が難しいとストレスになるため、スタッフがサポートできる体制を整えておくことが重要です。
②体験型コンテンツの仕掛け|触れる・試せるインタラクティブ体験
実際に製品に触れたり、試したりできる体験型コンテンツは、来場者の記憶に残りやすく、製品理解も深まる効果的な仕掛けです。なぜなら、見聞きするだけよりも、自分の手で触れて体感した情報の方が、圧倒的に印象に残るからです。
具体的には、工具メーカーが実際に木材を切断できる体験コーナーを設けたり、化粧品メーカーが肌質診断とサンプル試用を提供したりする例があります。また、食品メーカーであれば試食・試飲は定番ですが、ただ配るのではなく、調理過程を見せる実演と組み合わせることで、より興味を引けるでしょう。
さらに、体験している間はスタッフとの会話が自然に生まれるため、来場者のニーズを聞き出しやすくなり、その後の商談につながりやすくなります。
③ゲーミフィケーションの仕掛け|スタンプラリーやクイズで楽しく参加
ゲーム要素を取り入れたゲーミフィケーションは、来場者が楽しみながら自社製品や技術について学べる優れた仕掛けです。特に、「売り込まれたくない」という心理を持つ来場者に対して、抵抗感なく情報を伝えられる点が大きなメリットです。
例えば、ブース内に複数のクイズポイントを設置し、正解するとノベルティがもらえる仕組みにすれば、来場者は楽しみながら製品知識を深められます。また、デジタルスタンプラリーをアプリで実施し、完走者に特典を用意すれば、ブース内の複数箇所を回遊してもらえるため、滞在時間の延長にもつながるでしょう。
さらに、ランキング形式のゲームにすることで、競争心を刺激し、SNSでの拡散も期待できます。ただし、ゲームに夢中になりすぎて本来の目的を忘れないよう、適度なバランスを保つことが大切です。
④SNS連動型の仕掛け|写真撮影スポットでオンライン拡散を狙う
写真映えするフォトスポットを設置し、SNSでの拡散を促す仕掛けは、展示会後も継続的に認知度を高められる効果的な方法です。なぜなら、来場者が自発的に投稿してくれることで、会場に来ていない人にもブランドを届けられるからです。
具体的には、企業のロゴやキャッチコピーを背景にした撮影スポットを作ったり、製品と一緒に写真が撮れるユニークな演出を用意したりする方法があります。
また、専用のハッシュタグを作って投稿を促し、投稿者には抽選でプレゼントを用意するなどのインセンティブを設けると、より多くの人が参加してくれるでしょう。さらに、その場でプリントアウトして渡せるサービスを加えれば、来場者にとっても嬉しい記念になり、企業名やロゴ入りの写真が手元に残ることで、後日思い出してもらいやすくなります。
⑤演出・空間デザイン系の仕掛け|五感に訴える没入感のある空間作り
視覚だけでなく、聴覚・触覚・嗅覚など五感に訴える空間デザインは、来場者に強い印象を与える仕掛けです。特に、製品やサービスの世界観を体感してもらいたい場合に効果を発揮します。
例えば、リゾート施設を紹介する企業なら、波の音をBGMに流し、砂浜を再現した床材を使い、南国の香りを漂わせることで、その場にいながらリゾート気分を味わってもらえます。また、自動車メーカーであれば、ドライビングシミュレーターに加えて、エンジン音や革シートの香りを演出することで、実際に運転している感覚を高められるでしょう。
このように、複数の感覚に働きかけることで、記憶に残りやすい体験を提供できます。ただし、他のブースに迷惑をかけないよう、音量や香りの強さには十分配慮してください。
⑥ノベルティ配布の仕掛け|記憶に残るアイテムで接点創出とリード獲得
ノベルティ配布は昔からある手法ですが、配り方や内容に工夫を加えることで、効果的なリード獲得の仕掛けになります。単に配るだけでなく、「どうやって受け取ってもらうか」という設計が重要です。
例えば、名刺交換やアンケート回答と引き換えにノベルティを渡す仕組みにすれば、確実に連絡先を獲得できます。また、ブース内の複数の体験を完了した人だけが受け取れる特別なノベルティを用意すれば、滞在時間の延長と深い関心を持つ見込み客の特定につながるでしょう。
さらに、実用性が高く、日常的に使ってもらえるアイテム(モバイルバッテリー、エコバッグ、ボールペンなど)に企業ロゴを入れておけば、展示会後も継続的に思い出してもらえます。ノベルティの選定に迷った場合は、ターゲット層が普段使いしやすいものを選ぶとよいでしょう。
⑦セミナー・プレゼンテーションの仕掛け|専門性をアピールし深い関係構築
ブース内でミニセミナーやプレゼンテーションを定期的に開催することで、専門知識を持つ企業としての信頼を獲得できます。特にBtoB展示会では、技術的な詳細や導入事例を深く知りたいと考える来場者が多いため、効果的な仕掛けとなります。
例えば、短時間の短いセミナーを1日に数回実施し、製品の活用方法や業界トレンドについて解説することで、真剣に検討している見込み客を集められます。また、セミナー参加者には特別な資料や限定ノベルティを提供することで、参加へのインセンティブを高められるでしょう。
さらに、セミナー後に個別相談の時間を設ければ、そのまま商談につなげやすくなります。ただし、一般的な展示会では立ち見スタイルか椅子数席程度のコンパクトな形式にして、通路をふさがないよう配慮することが大切です。
展示会の面白い仕掛けを実施する際の注意点
本来の目的を見失わない|集客だけでなく商談化まで意識する
面白い仕掛けを用意すると、確かに人は集まりやすくなりますが、それが必ずしも商談につながるとは限りません。そのため、「集客→接触→商談化」という一連の流れを設計しておくことが重要です。
例えば、ゲームやVR体験で人を集めても、その後にスタッフが声をかけて製品説明につなげる導線がなければ、単なる娯楽で終わってしまいます。体験後に「いかがでしたか?」と自然に会話を始め、来場者の課題を聞き出し、適切な提案へとつなげるシナリオを事前に準備しておきましょう。
また、その場で商談に至らなくても、名刺交換やアンケート記入を通じて確実に連絡先を取得し、展示会後のフォローアップにつなげることが大切です。仕掛けはあくまで入口であり、最終目標は商談化であることを忘れないでください。
費用対効果を考慮する|予算と効果のバランスを見極める
どれだけ魅力的な仕掛けでも、予算をかけすぎて費用対効果が見合わなければ意味がありません。そのため、「この仕掛けにいくらかけて、どれくらいのリターンが見込めるか」を事前に試算しておくことが重要です。
一般的には、展示会の規模や目標とする商談件数に応じて、仕掛けにかける予算を決めるとよいでしょう。例えば、初めての展示会であれば、まずは小規模な体験コーナーやノベルティ配布から始めて、効果を見ながら次回以降の予算を調整する方法もあります。
また、VRやAR機器のレンタルは高額になりがちですが、レンタル期間を最小限にしたり、複数の展示会で同じ機材を使い回したりすることでコストを抑えられます。予算に不安がある場合は、印刷物や簡単な体験コーナーなど、比較的低コストで実施できる仕掛けから検討してみてはいかがでしょうか。
周囲への配慮を忘れずに|音・光・スペースでの迷惑回避

展示会場では多くの企業が隣接してブースを構えているため、自分たちの仕掛けが周囲に迷惑をかけないよう配慮する必要があります。特に、音・光・占有スペースの3点には注意が必要です。
例えば、大音量でBGMを流したり、マイクを使ったプレゼンテーションを行ったりすると、隣のブースの商談を妨げてしまう可能性があります。そのため、音を使う演出は適切な音量に調整し、必要に応じて音響機材の位置や向きを工夫しましょう。
また、強い照明やプロジェクションマッピングを使う場合は、隣接ブースに光が漏れないようパーテーションで仕切るなどの対策が有効です。さらに、体験スペースが通路にはみ出してしまうと、他の来場者の通行の妨げになるため、ブース内で完結するレイアウトを心がけてください。
事前に主催者の規定を確認し、ルールを守った上で実施することが大切です。
短時間で完結する体験設計|回転率と満足度を両立させる
展示会では限られた時間の中で多くの来場者に体験してもらう必要があるため、一人あたりの体験時間は短めに設定することが重要です。目安としては、3分から5分程度で完結する内容が理想的でしょう。
長時間かかる体験コンテンツは、待ち時間が発生してしまい、他の来場者が敬遠する原因になります。そのため、体験の流れを事前にシミュレーションし、スムーズに進められるよう準備しておきましょう。
例えば、VR体験であれば、装着から体験、取り外しまでを含めて5分以内に収まるコンテンツを選ぶとよいでしょう。また、複数の体験台を用意して同時に対応できるようにしたり、待ち時間が発生した場合は別のスタッフが簡易的な製品説明を行ったりすることで、待っている人にも有意義な時間を過ごしてもらえます。
短時間でも満足度の高い体験を提供することが、多くの来場者との接点を作る鍵となります。
電源・通信環境の事前確認|当日トラブルを避ける準備
デジタル機器を使った仕掛けを実施する場合、電源容量や通信環境の確保は必須です。展示会当日に「電源が足りない」「Wi-Fiがつながらない」といったトラブルが起きると、せっかくの仕掛けが機能しなくなってしまいます。
一般的な展示会では、ブースごとに使用できる電源容量が決まっており、大型モニターやVR機器など消費電力の大きい機材を使う場合は、追加の電源申込が必要になることがあります。そのため、使用する機材の消費電力を事前に確認し、余裕を持った電源容量を確保しておきましょう。
また、Wi-Fiを使用する場合は、会場のネットワークが混雑して速度が低下することもあるため、可能であれば自前のモバイルルーターを用意しておくと安心です。さらに、機材の動作確認は会場設営時に必ず行い、万が一のトラブルに備えて予備のケーブルやバッテリーも準備しておくことをおすすめします。
展示会ブースのレイアウトと導線設計のコツ|面白い仕掛けを活かす空間作り
入口から体験、商談への自然な流れを作る導線設計

どれだけ魅力的な仕掛けを用意しても、来場者がスムーズに体験できる導線がなければ、効果は半減してしまいます。そのため、ブース内の動きを事前に想定し、「入口→体験→商談」という流れを自然に作ることが重要です。
例えば、入口付近に目を引く仕掛けや大型モニターを配置して、まず足を止めてもらいます。次に、体験コーナーへと誘導し、実際に製品に触れたり試したりしてもらいましょう。
その後、体験を終えた来場者がスムーズに商談スペースや資料コーナーへ移動できるよう、導線を考慮した配置にすることが大切です。また、一方通行の流れを作ることで、来場者が迷わず次のステップへ進めるようになります。
さらに、各ポイントにスタッフを配置し、適切なタイミングで声をかけられる体制を整えておくことで、来場者を自然に商談へと導けるでしょう。
ブース形状に合わせた効果的な配置|島小間・角小間・中小間別のポイント
ブースの形状によって、効果的なレイアウトは異なります。島小間(四方が通路に面している)、角小間(二方が通路)、中小間(一方のみ通路)それぞれの特性を理解し、最適な配置を考えましょう。
島小間の場合は、四方から来場者が入れるため、中央に目玉となる仕掛けを配置し、周囲に商談スペースを設ける「求心型」のレイアウトが効果的です。角小間では、二方向の通路からの視認性を活かし、両方の入口に誘導しやすい仕掛けを配置するとよいでしょう。
一方、中小間は入口が限られるため、正面に大きく目立つ演出を配置し、奥に向かって体験コーナーと商談スペースを順に並べる「奥行き型」のレイアウトが基本となります。
また、どの形状でも、バックパネル(背面の壁面装飾)は遠くからでも目立つようデザインし、企業名やキャッチコピーを大きく掲示することで視認性を高められます。
「人が人を呼ぶ」オープンなブース設計|入りやすい雰囲気作り
ブース内に人がいると、その様子を見て「何かやっているのかな?」と興味を持つ来場者が集まりやすくなります。これは「人が人を呼ぶ」効果と呼ばれ、展示会の集客において非常に重要な要素です。
そのため、ブース設計の際は、閉鎖的な空間ではなく、通路から中の様子が見えるオープンな作りにすることをおすすめします。例えば、高いパーテーションで囲むのではなく、適度な高さの什器を配置して視線を通しやすくしたり、体験コーナーをあえて通路側に設置して、体験している人の様子を外から見えるようにしたりする工夫が効果的です。
また、スタッフが入口付近で積極的に声をかけることで、最初の一人を呼び込み、その後は自然と人が集まる流れを作れるでしょう。さらに、ブース内が混雑しすぎると逆に入りづらくなるため、適度な人数を保つよう、スタッフ間で連携することも大切です。
照明・配色・高さの活用|視覚的に目立つ工夫
展示会場は多くのブースが並び、視覚的な情報が溢れている空間です。そのため、照明・配色・高さという3つの要素を効果的に活用し、遠くからでも目立つブースを作ることが重要です。
照明については、会場全体の照明に頼るのではなく、スポットライトやLEDライトを使ってブース内を明るく照らすことで、周囲よりも際立たせられます。特に、製品や体験コーナーに重点的に照明を当てることで、注目を集めやすくなるでしょう。
配色については、企業のコーポレートカラーを基調としつつ、目立つアクセントカラーを加えることで、印象に残りやすくなります。また、高さについては、バックパネルやタペストリーを高い位置に設置したり、吊り看板を活用したりすることで、遠くからでもブースの位置が分かるようになります。
これらの要素をバランス良く組み合わせることで、来場者の視線を引き付けるブースが完成します。
よくある質問|展示会の面白い仕掛けに関する疑問を解消
展示会で面白い仕掛けを実施するにはどれくらいの予算が必要ですか?
仕掛けの内容によって予算は大きく異なりますが、目安として簡易的な体験コーナーやノベルティ配布であれば10万円〜30万円程度から、VRやARなどのデジタル技術を使った本格的な仕掛けであれば50万円以上が目安となることがあります。
ただし、内容や規模によって大きく変動するため、事前に複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。予算を抑えたい場合は、まず自社でできることから始めてみるとよいでしょう。
例えば、タブレットを使ったクイズアプリや、既存の製品を使った体験デモなどは、比較的低コストで実施できます。また、機材のレンタルを活用したり、複数の展示会で同じ仕掛けを使い回したりすることで、費用を分散させることも可能です。
一方で、予算に余裕がある場合は、専門業者に企画から制作まで依頼することで、より完成度の高い仕掛けを実現できるでしょう。重要なのは、予算と期待する効果のバランスを見極め、自社にとって最適な投資額を決めることです。
BtoB展示会でも体験型の仕掛けは効果的ですか?
はい、BtoB展示会でも体験型の仕掛けは非常に効果的です。むしろ、BtoB商材は複雑で高額なものが多いため、実際に体験してもらうことで理解が深まり、商談につながりやすくなります。
例えば、製造業向けの機械であれば、実機のデモンストレーションや操作シミュレーターを用意することで、導入後のイメージを具体的に持ってもらえます。また、ソフトウェアやサービスであれば、タブレットで実際に画面を操作してもらったり、導入事例を動画で見せたりすることで、導入効果を実感してもらえるでしょう。
BtoB展示会の来場者は、明確な課題を持って情報収集に来ていることが多いため、体験を通じて「これなら自社の課題を解決できそうだ」と感じてもらえれば、そのまま商談に進む可能性が高まります。ただし、娯楽性よりも実用性や課題解決力を重視した体験設計を心がけることが大切です。
小さなブースでも実施できる面白い仕掛けはありますか?
スペースが限られた小さなブースでも、工夫次第で効果的な仕掛けを実施できます。重要なのは、「大きさ」ではなく「アイデア」と「体験の質」です。例えば、タブレットを使ったクイズやアンケートであれば、省スペースで実施でき、かつ来場者の情報も取得できます。
また、小型のモニターで製品紹介動画やお客様の声を流すだけでも、十分に注目を集められるでしょう。さらに、ユニークなノベルティを配布したり、その場で名刺に似顔絵を描くサービスを提供したりするなど、人的なサービスで差別化する方法もあります。
加えて、壁面を活用したインタラクティブなパネル展示や、吊り看板で高さを活かした演出など、限られたスペースでも視覚的なインパクトを与える工夫は可能です。小さなブースだからこそ、来場者との距離が近く、親密なコミュニケーションがとりやすいという利点を活かしてみてください。
デジタル技術(VR・AR)の導入は難しいですか?
デジタル技術の導入は、数年前に比べて格段にハードルが下がっており、専門知識がなくても比較的容易に実施できるようになっています。機材のレンタルサービスや、展示会向けのコンテンツ制作を専門とする業者も増えているため、初めての企業でも安心して取り組めます。
VR機器はレンタルサービスを利用することができ、展示会用のVRコンテンツ制作費用は内容や規模によって大きく異なりますが、シンプルな360度VR体験であれば30万円程度から、インタラクティブな体験型VRであれば100万円以上が目安となります。
また、ARについてはスマートフォンやタブレットを使ったアプリ形式のものが主流で、既存のAR作成サービスを活用すれば月額数万円程度から利用できるため、比較的低コストで導入が可能です。
ただし、注意すべき点として、コンテンツの内容が重要であり、技術を使うこと自体が目的にならないよう気をつけましょう。来場者にとって価値のある体験を提供できるか、自社製品の理解につながるかを最優先に考え、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。
また、当日のスタッフ配置や機材トラブルへの備えも忘れずに準備してください。
面白い仕掛けの効果をどう測定すればよいですか?
仕掛けの効果を測定するには、展示会前に明確なKPI(重要業績評価指標)を設定し、展示会後にデータを集計・分析することが重要です。定量的な指標と定性的な評価を組み合わせることで、より正確な効果測定が可能になります。
定量的な指標としては、ブース来場者数、体験者数、名刺交換数、アンケート回答数、商談件数、獲得リード数などが挙げられます。例えば、「体験者のうち何%が名刺交換につながったか」「商談化率は何%だったか」といった具体的な数値で評価できます。
一方、定性的な評価としては、来場者からのフィードバックや、スタッフの感想、SNSでの反応などを確認するとよいでしょう。また、展示会後のフォローアップで「どのような点が印象に残ったか」を聞くことで、仕掛けの効果を把握できます。
これらのデータを次回の展示会に活かし、PDCAサイクルを回すことで、継続的に仕掛けの質を向上させられるでしょう。
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展示会で効果的な仕掛けを実施するには、アイデアだけでなく、それを形にするデザイン力、印刷技術、動画制作、そして当日の運営まで、多岐にわたる準備が必要です。複数の業者に個別に発注すると、やり取りの手間が増え、デザインの統一感を保つことも難しくなってしまいます。
トック企画では、印刷・デザイン・動画制作・WEB制作をワンストップで提供しており、展示会準備に慣れた経験豊富なスタッフが、企画から当日の設営サポートまで一貫してお手伝いします。
窓口を一本化することで、コミュニケーションコストを削減し、スムーズに準備を進められるため、本業に集中しながら効果的な展示会出展を実現できます。東京ビッグサイトや幕張メッセをはじめ、全国の展示会に対応しておりますので、展示会の仕掛けでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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