最終更新日:2025/11/30

もらって嬉しい展示会ノベルティとは?人気の定番アイテムから注意点まで

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展示会に出展するとき、「ノベルティは何を選べばいいんだろう?」と悩まれる方は多いのではないでしょうか。来場者に喜ばれるアイテムを選びたい一方で、予算や納期、デザインの統一感など考えることがたくさんあって大変ですよね。

この記事では、展示会ノベルティ選びの基本から人気の定番アイテム、予算別の選び方、さらには景品表示法の注意点まで詳しく解説します。この記事を読めば、ノベルティ準備での失敗を防ぎ、来場者に喜ばれるアイテムを自信を持って選べるようになります。

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木林完介

木林完介

株式会社トック企画代表取締役

門前仲町生まれ。大学卒業後、3年をかけて世界一周をする。帰国後、家業の印刷・デザインの会社に就職し、2010年に代表取締役社長に就任。就任後は印刷だけでなく映像制作・WEB制作・イベント企画運営など事業を拡大する。

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目次

展示会ノベルティの準備で直面する3つの課題

展示会のノベルティ準備には、多くの出展者が共通して直面する課題があります。これらの課題を事前に理解しておくことで、準備をスムーズに進められるでしょう。ここでは、特に多くの方が悩まれる3つのポイントについて見ていきます。

複数の業者に発注する手間と時間の負担

展示会の準備では、ノベルティだけでなくチラシやパネル、名刺なども同時に用意する必要があります。そのため、ノベルティ業者、印刷業者、デザイン会社と別々にやり取りをすることになり、想像以上に時間と手間がかかってしまうケースが少なくありません。それぞれの業者に仕様を説明し、見積もりを取り、納期を調整するだけでも相当な労力が必要です。

さらに、各業者とのやり取りが増えると、情報の共有漏れや認識のズレが生じやすくなります。例えば、チラシのデザインとノベルティの色合いが合わなかったり、納期がバラバラで当日までに揃わなかったりといったトラブルにつながることもあるでしょう。このような手間を減らすために、後ほどご紹介するワンストップ対応の業者を検討してみるのも一つの方法です。

予算内で効果的なノベルティを選ぶ難しさ

ノベルティの価格帯は数十円から数千円まで幅広く、予算内でどのアイテムを選べば効果的なのか判断に迷われる方が多いです。安すぎると安っぽく見えてしまわないか、かといって高額なものを大量に用意すると予算オーバーになってしまうという悩みはよく聞かれます。また、来場者全員に配るばらまき用と、商談相手に渡すVIP向けで分ける必要があるのか、それぞれ何個ずつ準備すればいいのかという疑問も出てくるでしょう。

予算配分を考える際は、展示会の目的や来場者の属性を明確にすることが大切です。例えば、認知度向上を目指すならばらまき用を多めに、商談重視なら質の高いアイテムを少数用意するといった方針を立てると判断しやすくなります。このように、目的に応じた予算配分を考えることで、限られた予算でも効果的なノベルティ準備が可能になるのです。

デザインの統一感とクオリティへの不安

展示会では、ブース全体の印象が企業イメージに直結します。そのため、ノベルティのデザインもチラシやパネルと統一感を持たせたいと考える方が多いです。しかし、複数の業者に分けて発注すると、色味やフォント、ロゴの配置などに微妙なズレが生じてしまい、全体の印象がバラバラになってしまうことがあります。

また、初めて展示会に出展される場合、「このデザインで本当に大丈夫だろうか」「実物を見ないと不安」という声もよく聞かれます。サンプル確認ができる業者を選ぶことで、こうした不安を軽減できるでしょう。デザインの統一感を保ちながら、クオリティの高いノベルティを準備するには、展示会の制作実績が豊富な業者に相談してみることをおすすめします。

展示会ノベルティ選びで押さえたい基本の考え方

効果的なノベルティを選ぶには、まず基本的な考え方を理解しておくことが重要です。単に「人気のアイテムだから」という理由で選ぶのではなく、配布目的やターゲット層を意識することで、限られた予算でも成果につながるノベルティ選びができます。

配布する目的を明確にする|ばらまき用・名刺交換用・VIP向け

ノベルティを選ぶ前に、まず「誰に」「何のために」配るのかを明確にすることが大切です。一般的な展示会では、目的に応じて3つのタイプに分けて準備する企業が多いです。一つ目は、ブースに立ち寄ってくれた来場者全員に配る「ばらまき用」です。このタイプは数が必要になるため、比較的低価格で実用性のあるアイテムが選ばれます。

二つ目は、名刺交換をした方に渡す「名刺交換用」です。こちらは、ばらまき用よりもやや上質なアイテムを選ぶことで、後日思い出してもらいやすくなる効果が期待できます。三つ目は、商談が具体的に進んだ方や重要なお客様に渡す「VIP向け」です。このタイプは数は少なくても、質の高いアイテムを選ぶことで特別感を演出できるでしょう。このように目的別に準備することで、予算を効率的に配分できます。

ターゲット層に合わせたアイテム選定が効果を左右する

展示会の来場者は、業種や職種、年齢層によって好まれるノベルティが大きく異なります。例えば、IT系の展示会ならモバイルバッテリーやスマホスタンドが喜ばれますし、製造業向けならボールペンやメモ帳などの実用的な文具が好まれる傾向があります。また、若手ビジネスパーソンが多い展示会ではトレンド感のあるデザイン、経営層が多い展示会では落ち着いた高級感のあるアイテムが効果的です。

ターゲット層を意識せずに選んでしまうと、せっかく準備したノベルティが会場に置き去りにされてしまうこともあります。自社の商品やサービスを利用する可能性が高い層がどのような方々なのかを事前に分析し、その層が日常的に使いやすいアイテムを選ぶことで、展示会後も長く使ってもらえる可能性が高まるのです。

もらって嬉しいノベルティの共通点とは?

来場者から「もらって嬉しい」と感じてもらえるノベルティには、いくつかの共通点があります。まず一つ目は、日常生活で実際に使えるという「実用性」です。どんなにデザインが良くても、使う機会がないアイテムは喜ばれにくい傾向があります。二つ目は、「持ち運びやすさ」です。展示会では複数のブースを回るため、かさばらないコンパクトなアイテムや軽いアイテムが好まれます。

三つ目は、「適度な品質」です。安すぎて壊れやすいものは企業イメージを損ねてしまう可能性がある一方で、過度に高額なものも受け取る側に気を遣わせてしまうことがあります。適度な品質を保ちつつ実用的で、さりげなく企業ロゴが入っているアイテムが、バランスの取れた選択と言えるでしょう。これらの共通点を意識してノベルティを選ぶことで、来場者に喜ばれる確率が高まります。

展示会ノベルティで人気の定番アイテム

展示会でよく選ばれる定番アイテムには理由があります。ここでは、多くの展示会で実際に配布されている人気のノベルティをご紹介します。それぞれのアイテムの特徴を理解することで、自社に合ったノベルティ選びの参考になるでしょう。

トートバッグ・エコバッグ|A4資料が入る実用性で不動の人気

トートバッグやエコバッグは、展示会ノベルティの中でも特に人気の高いアイテムです。なぜなら、来場者は複数のブースを回るため、もらった資料やパンフレットを入れる袋が必要になるからです。A4サイズの資料が入る大きさのものを選ぶと、その場ですぐに使ってもらえるため、ブース名や企業ロゴが展示会場内を歩く「動く広告」として機能します。

価格帯は素材や印刷方法によって幅広く、100円台から500円以上のものまであります。不織布製のシンプルなものは低価格で大量配布に適していますし、キャンバス地やコットン製のしっかりした作りのものは長く使ってもらえるため名刺交換者向けに最適です。また、最近では環境配慮の観点からエコ素材を使ったバッグも人気が高まっており、企業の社会的責任をアピールできる点でも効果的と言えるでしょう。

ボールペン・付箋・クリアファイル|低価格で大量配布に最適

文房具類は、ばらまき用ノベルティの定番中の定番です。特にボールペンは単価が安く、誰もが使う実用品であるため、大量配布に最適です。一般的には、1本あたり50円から150円程度で、名入れ印刷ができるボールペンが多く選ばれています。付箋やクリアファイルも、オフィスワークをする来場者にとっては日常的に使うアイテムなので、持ち帰ってもらいやすいという利点があります。

これらの文房具類は、かさばらず軽量なため、来場者にとって持ち帰りの負担が少ないのも大きなメリットです。また、デスクで毎日使うアイテムなので、展示会が終わった後も長期間にわたって企業名を思い出してもらえる効果が期待できます。シンプルなデザインであれば、どの業種でも使いやすく、初めて展示会に出展される方にもおすすめのアイテムと言えるでしょう。

お菓子・食品系|その場で喜ばれる気軽なノベルティ

個包装されたお菓子や飲料は、その場ですぐに消費できるため、来場者に気軽に受け取ってもらいやすいノベルティです。展示会場を歩き回って疲れた来場者にとって、ちょっとした休憩のお供になるお菓子は喜ばれます。特に夏場の展示会では、冷たい飲み物や清涼感のあるお菓子が人気です。

食品系ノベルティを選ぶ際は、賞味期限や保管方法に注意が必要です。また、アレルギー表示がしっかりされているものを選ぶことも大切でしょう。価格帯は50円から200円程度のものが多く、オリジナルパッケージで企業ロゴを入れられる商品もあります。ただし、食品は景品表示法の規制対象になる場合があるため、後ほど解説する法規制についても確認しておくことをおすすめします。

モバイルバッテリー・スマホグッズ|IT系展示会で効果的

モバイルバッテリーやスマホスタンド、ケーブルホルダーなどのスマホ関連グッズは、特にIT系やデジタル関連の展示会で人気の高いノベルティです。現代のビジネスパーソンにとって、スマートフォンは必需品であり、充電切れを心配する方も多いため、モバイルバッテリーは実用性が非常に高いアイテムと言えます。

価格帯は300円から1,000円以上と幅広く、予算に応じて選べます。比較的高価格帯のアイテムになるため、名刺交換者やVIP向けとして準備する企業が多いです。また、最近では薄型・軽量タイプやワイヤレス充電対応のものなど、機能性の高い商品も増えています。ターゲット層がスマートフォンをよく使う業種であれば、効果的な選択肢となるでしょう。

季節アイテム|夏はうちわ、冬はカイロで来場者に配慮

展示会が開催される季節に合わせたアイテムは、来場者への配慮が伝わりやすく、実際にその場で使ってもらえる点が魅力です。夏場の展示会では、うちわや扇子、冷感タオルなどが人気で、会場内を涼しく過ごすための実用的なアイテムとして喜ばれます。一方、冬場の展示会では、使い捨てカイロやブランケット、ネックウォーマーなどが効果的です。

季節アイテムは、その時期ならではの特別感があるため、来場者の印象に残りやすいというメリットもあります。価格帯は50円から300円程度のものが多く、大量配布にも適しています。ただし、季節アイテムは展示会の開催時期が決まってから選ぶ必要があるため、スケジュールに余裕を持って準備することが大切です。展示会の開催時期が夏なのか冬なのかを確認し、来場者が快適に過ごせるよう配慮したアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。

展示会ノベルティの予算と価格帯別の選び方

ノベルティの予算配分は、展示会の成果に大きく影響します。価格帯によって選べるアイテムや品質が変わるため、目的に応じた適切な予算設定が重要です。ここでは、価格帯ごとにどのようなアイテムが選べるのか、具体的に見ていきましょう。

~99円|超低コストのばらまき用アイテム

100円未満の価格帯では、ボールペンや付箋、ポケットティッシュなどのシンプルなアイテムが選べます。この価格帯は、とにかく数を多く配りたい場合に適しており、ブースに立ち寄ってくれた来場者全員に気軽に配布できるのがメリットです。例えば、1,000人規模の展示会で500個程度のばらまき用ノベルティを準備する場合、この価格帯なら5万円以内で収まります。

ただし、あまりに安価すぎるアイテムは品質が低く見えてしまう可能性もあるため、実物のサンプルを確認してから発注することをおすすめします。また、この価格帯でも名入れ印刷は可能な場合が多いので、企業ロゴや連絡先を入れておくことで、後日思い出してもらえるきっかけになるでしょう。超低コストでも、選び方次第で効果的なノベルティになります。

100~249円|定番の価格帯で選択肢が豊富

100円から250円程度の価格帯は、展示会ノベルティの中でも最も選択肢が豊富なゾーンです。ボールペンや付箋、クリアファイルといった定番アイテムはもちろん、エコバッグや小型のメモ帳、スマホクリーナーなど、やや実用性の高いアイテムも選べるようになります。この価格帯なら、品質と価格のバランスが取れているため、ばらまき用としても名刺交換用としても使いやすいでしょう。

目安として、500個発注した場合の総額は5万円から12万円5千円程度になります。多くの企業がこの価格帯でノベルティを選んでいるため、業者の在庫も豊富で、納期が短くても対応してもらえる可能性が高いです。初めて展示会に出展される場合は、まずこの価格帯から検討してみることをおすすめします。

250~499円|やや上質で名刺交換者向け

250円から500円程度の価格帯になると、見た目にも高品質なアイテムが選べるようになります。例えば、複数機能があるボールペン、しっかりした作りのトートバッグ、デザイン性の高いノート、タンブラーなどが候補になるでしょう。この価格帯のアイテムは、名刺交換をした方や、具体的に話を聞いてくれた方に渡すのに適しています。

やや上質なノベルティを選ぶことで、「この会社は細部にまで気を配っている」という印象を与えられる可能性があります。また、長く使ってもらえるアイテムが多いため、展示会後も継続的に企業名を思い出してもらえる効果が期待できるでしょう。目安として200個発注する場合、総額は5万円から10万円程度になります。

500円以上|商談成立やVIP向けプレミアムノベルティ

500円以上の価格帯は、重要な商談相手や既存の大口顧客向けのプレミアムノベルティに適しています。モバイルバッテリー、高品質なタンブラー、名入れUSBメモリ、革製の小物入れなど、特別感のあるアイテムが選べます。この価格帯のノベルティは、単なる記念品ではなく、ビジネス関係を深めるためのツールとして機能します。

数は少なくても、質の高いアイテムを選ぶことで、受け取った方に「大切にされている」という印象を与えられるでしょう。目安として50個程度準備する場合、総額は2万5千円から5万円程度になります。ただし、あまりに高額すぎるノベルティは、景品表示法の規制に該当する可能性もあるため、後ほど解説する法規制についても確認しておくことが大切です。

展示会ノベルティ準備の納期はどれくらい必要?

ノベルティの準備で意外と見落としがちなのが納期です。展示会直前になって慌てないよう、余裕を持ったスケジュールで進めることが重要です。ここでは、一般的な納期の目安と、急ぎの場合の対応方法についてご説明します。

一般的な納期は2週間~1ヶ月が目安

ノベルティの製作には、デザイン確認、印刷、加工、検品といった複数の工程があるため、一般的には発注から納品まで2週間から1ヶ月程度の期間が必要です。特にオリジナルデザインのアイテムや、名入れ印刷を依頼する場合は、デザインデータの確認や色校正の時間も含めて考える必要があります。また、数量が多い場合や、特殊な加工を依頼する場合は、さらに時間がかかることもあるでしょう。

展示会の準備スケジュールとしては、一般的に3ヶ月前から1ヶ月前がノベルティを含む印刷物や制作物の発注時期とされています。そのため、展示会の2ヶ月前くらいには、どのようなノベルティにするか決定し、見積もりを取り始めることをおすすめします。余裕を持ったスケジュールで進めることで、サンプル確認や修正の時間も確保でき、納得のいくノベルティを準備できるでしょう。

最短翌営業日発送に対応している業者もある

どうしても納期が迫っている場合でも、諦める必要はありません。ノベルティ業者の中には、在庫品を活用することで最短翌営業日発送に対応しているところもあります。例えば、既製品のボールペンやクリアファイルに簡易的な名入れ印刷を施すだけなら、数日で納品できる場合があります。

ただし、短納期対応の場合は選べるアイテムやデザインに制限があることが多いため、事前に業者に確認することが大切です。また、急ぎの対応は追加料金が発生する可能性もあるため、予算との兼ね合いも考慮する必要があるでしょう。可能であれば、短納期対応が必要にならないよう、早めの準備を心がけることをおすすめします。

急ぎの場合は在庫豊富な定番商品を選ぶのがコツ

納期が限られている場合は、オリジナル性よりも「確実に間に合うこと」を優先するのが賢明です。多くのノベルティ業者は、定番商品を豊富に在庫として持っているため、これらの商品なら短納期でも対応してもらえる可能性が高いです。例えば、白やシンプルなデザインのボールペン、無地のトートバッグ、クリアファイルなどは、在庫がある場合が多いでしょう。

在庫品であっても、名入れ印刷やロゴの追加は可能な場合が多いので、完全な既製品ではなく企業色を出すことはできます。急ぎの場合は、まず業者に「短納期で対応可能なアイテム」を問い合わせてみることをおすすめします。このように柔軟に対応することで、納期が迫っていても質の良いノベルティを準備できるでしょう。

展示会ノベルティと景品表示法|知らないと危険な規制とは

展示会でノベルティを配布する際には、景品表示法という法律を理解しておく必要があります。この法律を知らずに配布してしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があるため、基本的なルールを押さえておきましょう。

総付景品の上限金額は?

景品表示法では、商品やサービスの購入者に対して提供できる景品の上限金額が定められています。これを「総付景品」と呼び、取引価格が1,000円未満の場合は200円まで、1,000円以上の場合は取引価格の20%までとされています。ただし、展示会でのノベルティ配布の多くは、その場で商品を販売するわけではないため、この規制に該当しないケースが多いです。

とはいえ、展示会で商品のサンプルを販売したり、その場で契約を結んだりする場合は、総付景品の規制対象になる可能性があります。特に高額な商品を扱う展示会では、注意が必要でしょう。不安な場合は、事前に専門家や業者に相談することをおすすめします。

来場者全員への配布は可能?

展示会で来場者に配布するノベルティについては、社名やロゴなどの広告が入った宣伝用物品であり、適当な範囲内(高額すぎない)のものであれば、景品表示法の規制対象外となります。なぜなら、景品表示法が規制しているのは「購入や契約を条件とした景品」であり、広告宣伝を目的として無料で配布するノベルティは「宣伝用物品」として扱われるためです。​

ただし、「アンケートに答えたらプレゼント」「名刺交換した方限定」「ご来場のお客様にもれなくプレゼント」といった条件付きの配布は、総付景品とみなされ、景品表示法の規制対象となります。この場合、取引額が原則100円とされ、提供できる景品の最高額は200円までと制限されます。​

 

また、社名入りであっても、あまりに高額なノベルティを配布すると、「一般的な商慣習に照らして適当でないもの」として問題視される場合もあるため、常識的な範囲内で選ぶことが大切です。

社名入りノベルティは宣伝用として規制対象外?

企業名やロゴが入ったノベルティは、「宣伝用物品」として景品表示法の規制対象外となる場合が多いです。これは、社名入りのアイテムが単なる景品ではなく、企業の宣伝活動の一環とみなされるためです。そのため、展示会で配布するノベルティには、できるだけ企業名やロゴを入れておくことをおすすめします。

ただし、社名が小さく目立たない場合や、高額すぎるアイテムの場合は、宣伝用物品として認められない可能性もあります。目安としては、一般的な文房具やエコバッグ程度の実用品に、はっきりと社名やロゴが印刷されていれば問題ないでしょう。景品表示法は複雑な法律なので、判断に迷う場合は、展示会に慣れた業者や専門家に相談してみることが安心につながります。

複数業者への発注が大変?展示会ノベルティでワンストップ対応を選ぶメリット

展示会の準備では、ノベルティだけでなくチラシやパネル、動画など多くの制作物が必要になります。これらを別々の業者に発注すると、やり取りの手間が増えて大変です。ここでは、ワンストップ対応を選ぶメリットについて見ていきましょう。

印刷・デザイン・ノベルティ制作を一括で依頼できる

ワンストップ対応の業者を選ぶと、ノベルティだけでなく、チラシやパンフレット、名刺、パネル、さらには動画やウェブサイトまで、展示会に必要な制作物をすべて一つの窓口で依頼できます。これにより、それぞれの業者とやり取りする時間が大幅に削減され、展示会準備の負担が軽くなるでしょう。

また、一括で依頼することで、全体の予算管理もしやすくなります。複数の業者に分けて発注すると、それぞれの見積もりを管理する必要があり、合計金額が予算を超えてしまうこともあります。ワンストップ対応なら、最初に全体の予算を伝えることで、その範囲内で最適な提案をしてもらえる可能性が高いです。

発注窓口が一つになり時間と手間を大幅に削減

複数の業者とやり取りをする場合、それぞれに仕様を説明し、デザインを確認し、納期を調整するという作業が必要になります。これらのやり取りは想像以上に時間がかかり、本来の業務に支障が出てしまうこともあるでしょう。ワンストップ対応なら、窓口が一つになるため、連絡の手間が大幅に減ります。

さらに、何か問題が発生した際も、一つの窓口に連絡すれば対応してもらえるため、責任の所在が明確になります。例えば、納期が遅れそうな場合や、デザインの修正が必要になった場合でも、迅速に対応してもらえる可能性が高いでしょう。このように、時間と手間を削減できることは、展示会準備を効率的に進める上で大きなメリットと言えます。

ブランドイメージの統一がしやすい

展示会では、ブース全体の印象が企業イメージに直結します。そのため、ノベルティ、チラシ、パネルなどのデザインに統一感を持たせることが重要です。しかし、複数の業者に分けて発注すると、それぞれの業者が異なるデザインツールや色設定を使うため、微妙な色のズレやフォントの違いが生じてしまうことがあります。

ワンストップ対応の業者なら、すべての制作物を同じデザイナーやチームが担当するため、色味やフォント、ロゴの配置などを統一しやすくなります。これにより、ブース全体に一貫性が生まれ、プロフェッショナルな印象を与えられるでしょう。また、一度デザインの方向性を決めてしまえば、他の制作物にも展開しやすいため、デザイン作業の効率も上がります。ブランドイメージを大切にしたい場合は、ワンストップ対応を検討してみる価値があるでしょう。

展示会ノベルティ業者を選ぶ際のチェックポイント

ノベルティ業者は数多く存在するため、どの業者を選ぶかによって仕上がりや納期、コストが大きく変わります。ここでは、信頼できる業者を見極めるためのチェックポイントをご紹介します。

展示会での制作実績が豊富かを確認する

ノベルティ業者を選ぶ際は、展示会での制作実績が豊富かどうかを確認することが大切です。展示会に慣れた業者は、どのようなノベルティが効果的か、どのくらいの数量が必要か、納期をどう管理すべきかといった知識を持っているため、的確なアドバイスをもらえる可能性が高いです。

業者のウェブサイトに掲載されている制作事例を確認したり、実際に展示会で使用したノベルティの写真を見せてもらったりすることで、その業者の実力を判断できるでしょう。また、自社と同じ業種や規模の展示会での実績があれば、より具体的な提案が期待できます。実績が豊富な業者を選ぶことで、初めての展示会でも安心して準備を進められます。

小ロット対応や短納期対応が可能か

展示会の規模によっては、ノベルティが100個程度しか必要ない場合もあります。しかし、業者によっては最低発注数量が500個や1,000個に設定されていることもあり、小規模な展示会には向かない場合があります。そのため、小ロット対応が可能かどうかを事前に確認しておくことが大切です。

また、前述のように納期が迫っている場合に短納期対応ができるかどうかも重要なチェックポイントです。急な展示会出展が決まった場合や、準備が遅れてしまった場合でも、柔軟に対応してくれる業者であれば安心でしょう。見積もりを依頼する際に、「最短でどれくらいの納期で対応可能か」を確認しておくことをおすすめします。

サンプル確認ができるかで安心感が変わる

ノベルティは実際に手に取ってみないと、品質や色味、サイズ感がわかりにくいものです。そのため、本発注の前にサンプルを確認できる業者を選ぶことで、失敗のリスクを減らせます。特に初めて発注するアイテムや、高額なノベルティの場合は、サンプル確認をしておくと安心でしょう。

サンプルを確認する際は、印刷の品質や色の再現性、素材の質感などをチェックしてください。また、実際に使ってみて、使い勝手が良いかどうかも重要なポイントです。サンプル確認にはコストがかかる場合もありますが、本番で失敗するリスクを考えれば、必要な投資と言えるでしょう。

見積もり対応の早さと丁寧さも重要な判断材料

業者を選ぶ際は、見積もり対応の早さと丁寧さも見逃せないポイントです。問い合わせをしてから見積もりが届くまでに時間がかかりすぎる業者や、質問に対して曖昧な回答しか返ってこない業者は、実際の制作でもスムーズなやり取りが期待できない可能性があります。

逆に、迅速に見積もりを提示してくれる業者や、こちらの要望を丁寧にヒアリングしてくれる業者は、展示会準備全体においても信頼できるパートナーになる可能性が高いです。また、見積もりの内訳が明確で、追加費用についても事前に説明してくれる業者であれば、予算管理もしやすくなります。複数の業者から見積もりを取る際は、金額だけでなく対応の質も比較してみることをおすすめします。

よくある質問|展示会ノベルティ準備で気になるポイント

展示会ノベルティの準備では、多くの方が同じような疑問を持たれます。ここでは、よくある質問とその回答をまとめましたので、参考にしてください。

展示会ノベルティはいつまでに発注すればいい?

一般的な展示会準備のスケジュールでは、ノベルティを含む印刷物や制作物は、展示会の3ヶ月前から1ヶ月前に発注することが推奨されています。特にオリジナルデザインのノベルティや大量発注の場合は、製作に時間がかかるため、2ヶ月前には発注を完了させておくと安心でしょう。

ただし、既製品に簡易的な名入れ印刷をする程度であれば、1ヶ月を切っていても対応してもらえる場合があります。とはいえ、ギリギリになると選択肢が限られてしまうため、できるだけ早めに準備を始めることをおすすめします。展示会の出展が決まったら、まずはノベルティのイメージを固め、業者への問い合わせを始めてみてはいかがでしょうか。

初めての出展で何個くらい準備すればいいですか?

初めて展示会に出展される場合、どれくらいの数量のノベルティを準備すればいいか悩まれる方は多いです。一般的な目安としては、展示会の規模や来場者数、ブースの立地によって異なりますが、3m×3mの標準的なブースであれば、ばらまき用のノベルティを500~1,000個程度準備する企業が多いようです。小規模な展示会や限定的な配布を想定する場合は、300~500個程度からスタートすることも可能です。​

ただし、展示会によって来場者数は大きく異なるため、主催者が公表している過去の来場者数や、自社のブースへの立ち寄り率を考慮して決めると良いでしょう。また、名刺交換や商談獲得を目的としたやや上質なノベルティを別途準備する場合は、ばらまき用よりも少ない数量で設定することが一般的です。初めての出展で不安な場合は、展示会に詳しい業者に相談してみることをおすすめします。

安いノベルティでも効果はありますか?

ノベルティの効果は、価格だけで決まるわけではありません。むしろ、ターゲット層のニーズに合っているか、実用性があるか、デザインが魅力的かといった要素の方が重要です。例えば、100円程度のボールペンでも、書き心地が良く、デザインが洗練されていれば、長く使ってもらえる可能性があります。

一方で、高額なノベルティを配っても、ターゲット層に合わないアイテムであれば、使われずに捨てられてしまうこともあるでしょう。そのため、価格よりも「誰に」「何のために」配るのかを明確にし、その目的に合ったアイテムを選ぶことが大切です。予算が限られている場合でも、工夫次第で効果的なノベルティを準備できますので、まずは目的を明確にすることから始めてみてください。

デザインデータがない場合でも制作できますか?

デザインデータがなくても、多くのノベルティ業者はデザインから対応してくれます。企業ロゴのデータや、使いたい色、イメージなどを伝えれば、プロのデザイナーが提案してくれる場合が多いです。特に、印刷・デザイン・ノベルティをワンストップで対応している業者であれば、デザインの相談から制作までスムーズに進められるでしょう。

ただし、デザイン制作には別途費用がかかる場合があるため、見積もりの際に確認しておくことが大切です。また、デザイン案の修正回数に制限がある場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。デザインに不安がある場合は、過去の制作事例を見せてもらい、イメージに近いデザインを参考にしながら進めることをおすすめします。

ノベルティと印刷物をまとめて依頼できる業者はありますか?

はい、印刷・デザイン・ノベルティ制作をワンストップで対応している業者は存在します。このような業者を選ぶことで、チラシやパンフレット、パネルといった印刷物と、ノベルティのデザインを統一しやすくなり、ブース全体に一貫性を持たせられます。

また、窓口が一つになることで、やり取りの手間が減り、納期の管理もしやすくなるというメリットがあります。特に初めて展示会に出展される場合や、準備の時間が限られている場合は、ワンストップ対応の業者を検討してみる価値があるでしょう。業者を選ぶ際は、展示会での制作実績が豊富かどうかも確認しておくことをおすすめします。

東京ビッグサイトや幕張メッセでの展示会ノベルティ準備ならトック企画へ

展示会のノベルティ準備、複数の業者とのやり取りや納期の調整、デザインの統一感など、考えることがたくさんあって大変ですよね。この記事では、もらって嬉しいノベルティの選び方から、予算別のアイテム、景品表示法の注意点まで詳しくご紹介しました。

展示会準備で忙しい中、ノベルティだけでなく印刷物や動画制作も並行して進めるのは、想像以上に時間と労力がかかります。トック企画では、印刷・デザイン・動画制作・WEB制作をワンストップで対応しており、展示会に慣れた担当者が、ノベルティから印刷物まで一貫してサポートいたします。窓口が一つになることで、やり取りの手間が減り、デザインの統一感も保ちやすくなるため、安心して展示会当日を迎えられるでしょう。

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トック企画は、東京ビッグサイトや幕張メッセをはじめとする全国の大規模展示会での制作実績がございます。ノベルティはもちろん、チラシやパンフレット、パネル、タペストリー、動画、ウェブサイトまで、展示会に必要なあらゆる制作物をワンストップで対応しています。展示会準備でお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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